教員のためのパーラメンタリーディベートワークショップ
つい先日、埼玉県市立浦和高校で行われました、教員のためのパーラメンタリーディベートワークショップに参加してまいりました。 感想をずらずらと・・・
まず、日本でディベート自体がまだまだ浸透していないのですが、文科省が述べる新学習指導要領においてはディベートやプレゼンテーションを習得することが勧められています。 これを受けて、これから英語の教員ならずともコミュニケーション能力のさらなる育成に向けて、ますますの研修が必要になってくることは自明の理でしょう。
パーラメンタリーディベートは、ディベートの中でも高度なディベート形式でして、アカデミックディベートのような準備はできません。 即効で(20分ぐらい)で一人が7分ぐらい話続けなければならないのです。 2対2のモデルディベートを披露していただいたのですが・・・
まず、4人の方のチームワーク(個性とも言えるのですが)がすばらしいのです。 ただのディベートに終始するのではなくて、モデルディベートを通じて、「パーラのディベートは面白いよ!」 という熱意が伝わってくるのです。 特に肯定側の最終反駁でそれが感じられました。
2番目の肯定側の女性の方は反駁してから第3プランについて述べるのですが、反駁がなんとかなんとかこらえて、第3プランは饒舌となり、反駁の難しさを物語ってくれました。 私も授業で少しディベートを教えているのですが、反駁がなかなかできるようになりません。 プロの方でも大変なのだから、高校生はさぞかしレベルが大変だと痛感したのです。
男性の方は一人、否定側だったのですが、プロの余裕が感じられました。 ですが、ギャグが思ったよりもウケない時の 「やばい」 という感じや空気がけっこう個人的には面白かったです。 それでもさすがプロ。 その後の切り返しはすばらしい論理だったと思います。 圧倒されました。
否定側のもう一人の女性の先生はやはりパーラの面白さを伝えたいという思いがあふれていました。 ベテランという感じがしました。 取り上げる具体例も、見事なものでした。
個人の主観的な考えが強くなり、聞いていて、「それってあなたの勝手な主観じゃないの?」 とつっこみを入れたくなることが多かったのですが、価値論題なので仕方がないのです。 普段はもっと難しい政策論題で戦っていると思います。 でもその中でどれだけ聴衆を引き付けるか? 楽しませるか? そんなことを4人とも考えていて、プロとしての余裕が感じられ、自分はなんて勉強が足りないんだろうと痛感した1日でした。
こんなとこでしょうか? まだまだ感じた事はたくさんあるのですが、一つ言えることは、パーラは決して難しいものではなく、コミュニケーション能力の育成にとても役立つということです。 これからますます脚光を浴びることと思いますが、日本が世界レベルに追い付くためにも、こういったワークショップをどんどん活用していかなければなりませんね。
ちなみに、パーラの具体的なレベルアップには、以前私がこのブログで紹介した、「超人脳の作り方」 が最もくわしく書かれています。 ぜひ本屋で手にとって読んでみてください。 私も、もっと研究していきたいと思います。
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