問題 和訳しなさい
① It is difficult to study English.
② It is difficult for me to study English.
③ Do you mind smoking here?
④ Do you mind my smoking here?
⑤ The man speaking English is my father.
⑥ The language spoken in America is English.
⑦ Seeing the island, I felt happy.
⑧ Seen from the plane, the island looked beautiful.
解答
① 英語を勉強することは難しい。
② 英語を勉強することは私にとって難しい。
③ ここでタバコを吸わないんですか?
④ ここでタバコを吸ってもいいですか?
⑤ 英語を話している男の人は私の父です。
⑥ アメリカで話されている言語は英語です。
⑦ 島を見たとき、私はうれしかった。
⑧ 飛行機から見ると、島は美しく見えた。
さて、文法問題の中でも頻出する準動詞の主語の問題です。 理解を深めるために、選択問題ではなくて、純粋に和訳の問題を解説したいと思います。
まず、準動詞(to do/doing/done)には、主語を書く場合と書かない場合があり、そのルールを覚えましょう!
準動詞の主語を書かない場合→準動詞の主語はその文の主語、
または一般の人
準動詞の主語を書く場合
(1) to do の主語は、 for ~ to do の形
又は、 of ~ to do の形
(2) doing が名詞句(動名詞)の場合、所有格か目的格+doing の形
(3) doing/done が形容詞句(分詞)の場合、説明される名詞が主語
(4) doing/done が副詞句(分詞構文)の場合、主格+doing/doneの形
以上のようになります。 当たり前のことですが、準動詞にも主語はあるのです。 皆さんが気にしていないだけかもしれませんが、書かない場合は当然、文の主語や一般の人が主語となります。 ところが、文の主語や一般の人を主語にしない場合は、準動詞の主語を書かなければなりません。 その書き方は、準動詞の種類によって異なってきます。 問題の解説にいきましょう。
① It is difficult to study English.
② It is difficult for me to study English.
①の文の to study の主語は書かれていません。 となると、一般の人を主語にするのが適切なので、解答のようになります。 「一般の人が勉強する」 という意味になるのです。 ちなみに、It は仮主語と言って、to 以下の文全てを指しています。
②はどうでしょう? to study の前に for me という主語が明示されています。 ですから、「私が勉強する」 という意味になるのです。
この問題の応用的なものが、次の文です。
It is kind of you to do such a thing.
同じく、to do の主語は、of you なので、「あなたがする」 という意味になるのですが、なぜ、for ではなくて of かと言うと、kind という形容詞が人を主語にできる性質を持っているからです。 つまり、You are kind. というふうに言える場合、of ~という形で主語を表します。
③ Do you mind smoking here?
④ Do you mind my smoking here?
③と④の smoking はどちらも doing がO(目的語)で使われています。 つまり、名詞句を形成しています。
③から見ていきましょう。 ③の文の smoking の主語は書かれていません。 となると、文の主語と一致するので、タバコを吸う人は you となります。 つまり、「あなたがタバコを吸う」 のです。 ところが④の文には、my smoking というように、主語が明示されています。 ですから、「私がタバコを吸う」 となるのです。 ちなみに、mind という動詞の意味は、「嫌がる」 という意味です。
⑤ The man speaking English is my father.
⑥ The language spoken in America is English.
⑤と⑥の speaking English/spoken in America はどちらも doing/done が前の名詞を説明しています。 つまり、形容詞句を形成しているのです。
この場合、説明される名詞が主語となるので、⑤は、speaking の主語は The man となり、「その男の人が話す」、⑥は、spoken の主語は The language となるので、「言語が話されている」 となるのです。
なぜ、⑤が doing の形で、⑥が done の形か分かりますか? ⑤は訳すと、「その男の人が話す」 という能動の関係、⑥は訳すと、「言語が話されている」 という受身の関係があるからです。 つまり、説明される名詞との間のSV関係が能動か受身かによって、doing を使うか done を使うかが決まってきます。 ちなみに、第5文型の時にやったOとCのSV関係の問題もこれと考え方は全く一緒です。
TOEIC を始めとして、準動詞の主語の問題で一番頻出する問題がこの doing か done かの選択問題です。 よく理解してください。
⑦ Seeing the island, I felt happy.
⑧ Seen from the plane, the island looked beautiful.
⑦と⑧の Seeing the island/Seen from the plane はどちらも副詞句を形成しています。 ところがどちらも準動詞の主語が明示されていません。 この場合は、文の主語と一致するので、⑦は 「私が見る」 という意味になり、⑧は 「島が見られる」 という意味になります。
なぜ、⑦が doing の形で、⑧が done の形になるのかはもうお分かりですね? 先ほどの⑤と⑥の問題と考え方は一緒です。 主語と準動詞が能動の関係の時、doing を使い、受身の関係の時、done を使うのです。
さて、準動詞の主語の理解が深まったでしょうか? ちなみに文法書や参考書では、「意味上の主語」 として取り上げられていると思いますが、要するに to do/doing/done の主語のことです。 とにかく準動詞の主語の問題はとても大切な文法事項なので、皆さんよく復習して英文を読む時も意識するようにしてください。
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