4.英文法

2009年3月14日 (土)

4-5 法(仮定法の条件について)

仮定法は、助動詞の過去を見つけたら、事実と反する条件を探し、時制に注意して考えるのが基本です。 条件と結論の部分があり、条件部の時制は表したい時制よりも1つバックしています。 

この中で、仮定法の条件を探すといった点が実はポイントとなるところです。 なぜかと言うと、普通は 「If 節」 で書かれているのですが、そうじゃない場合も多いのです。 いくつか条件になる形(If 節以外)を考えてみましょう。

① To do / doing / 前置詞 などの句

  

To hear him talk, you would take him for a foreigner.
    (もし彼が話すのを聞けば、外国人と思うだろう)

  

Living in this century, the same man would be a hero.
    (同じ男が同世紀に生きていたら、ヒーローになっていただろう)

  

With your help, he would have succeeded.
    (あなたの助けがあれば、彼は成功していただろう)

② 主語 

A man of common sense wouldn't do such a thing.
    (常識のある人ならば、そんなことはしないだろう)

③ 事実 ; otherwise 結論 のパターン 「もし事実でなかったら」

  I left home ten minutes earlier; otherwise I would have missed the train.
     (私は10分早く家を出た。 そうしなかったら電車に乗り遅れていただろう)

④ 条件=結論  肯定文 「もし~しようとすれば、~するだろう」
            否定文 「たとえ~しようとしても、~しないだろう」

  When you began to dance with me, I could have danced all night.
   (あなたが私と踊ってくれたとき、一晩中踊っていられるような気持ちでした)

   When you get at the summit, you could not climb higher.
   (頂上に着いた時、それ以上登ろうとしてもできない)

いかがでしょうか? これらの文は助動詞の過去が使われていて、全て仮定法です。 そして、下線部を引っ張ったところが条件になるところです。 発見できましたか? 特に④の文は文法書を見ても、なかなかうまい解説が書かれていません。 条件=結論と考えて、文が肯定か否定かによって、訳を変えるのです。 

最初の文は、「もし一晩中踊ろうとするならば、踊れただろう」 次の文は、「たとえこれ以上高く登ろうとしても、登れないだろう」 が直訳です。 お分かりでしょうか?

久しぶりにこのカテゴリーの文法説明ですが、基本中の基本になる 「英文法」 ですので、一点の曇りもない状態まで極めてください。 ここに書かれた例文は、誰かに質問されても、「なぜその訳になるのか」 説明できなければだめです。 説明できなければ、分かっていません。 

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2009年1月27日 (火)

ALL ENGLISH

新学習指導要領の話題についてブログを書きましたが、前から述べていた「ALL ENGLISH」 での授業に向けて、着々と準備をしています。 私が特に壁だと感じているのは、英文法の説明です。 英文法と言っても、このブログを読んでいる方なら気づいていると思うのですが、いわゆる 「読むための文法」 のことです。 勉強の仕方で言えば、「精読」 という部類に属します。

私は、英語をしっかりと読めるようにするには、精読は欠かせませんし、英文法の知識も絶対必要というのが結論です。 また、和訳を軽視する方もいるかもしれませんが、まずは何よりも、「日本語訳」 です。 その気持ちに変わりはありません。 まず、和訳で理解してから、英語を英語のまま理解へとステップアップしていくからです

とは言え、ALL ENGLISH で読むための英文法を教えるのは本当に難しいですので、ネィティブにチェックを受けてもらっているところです。 このカテゴリーで今まで説明してきた、英文法を英語で説明するとしたら???  つまり、本当の英語の授業というものを求めて、がんばりたいと思っています。 

ネィティブチェックを受けて、完成したものから順番に発表していきたいと思いますので、皆さんご意見よろしくお願いします。 

もし、全て英語でブログを書き始めて、読者が減っていく状態になったら、ちょっと悲しい気もしますね。 そうなったら、日本の英語教育はいつまでも進歩していないことになりますので、ぜひ、そうなりませんように!

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2008年12月 5日 (金)

問題の解き方(文法問題)2

しばらく私の尊敬する富田先生の新刊はないなぁ~と思っていたのですが、代々木ゼミナールの本を調べていると、あるじゃないですか! まだチェックしていない本が。 それがこの本です。

 「英語 正誤問題の攻略」 (代々木ゼミナール) by 富田 一彦

以前、このカテゴリーの中で、問題の解き方(文法問題) という点で解説させていただきました。 その時文法問題には、大きく分けて2つしかないことを述べさせていただきました。 その内の1つが、この正誤問題です。 

基本的には4択の問題と、この正誤問題しか私は、純粋な文法問題は英語にはないと考えているのですが、4択に比べて、正誤問題はハードルがかなり上がります。 その理由としては、多方面の文法事項を聞くことができるからです。 

例えば、センター試験やTOEICに代表されるような4択の文法問題は、1文の中で問題を作るという特徴があるために、どうしても聞くことができる文法事項が限られてきます。 せいぜい、2つか多くても3つでしょう。 ところが、正誤問題は、ありとあらゆる文法事項を織り交ぜて、多方面の知識があるかどうかを聞くことができるのです。 

言わば、究極の文法問題と言ってもいいでしょう。 ざっと読ませていただきましたが、さすが富田先生の参考書らしく解説がくわしく、且つ解くと力がつく問題ばかりです。 思考力がUPする正誤問題を抽出しているところが、「さすが!」 と思いました。 

ただ、東大の問題を扱っていないのはなぜなのでしょうか? わざとだと思うのですが・・・ おそらく、東大の問題の解説は、本家本元の代々木ゼミナールの講座の中で・・・ということなのでしょう。 

純粋な解くための文法問題を強くしたい方は、どんな参考書よりも以下のものがお勧めです。 

 「富田の入試英文法 ver 1」 (代々木ゼミナール)

 「TOEIC TEST文法別問題集」 (講談社) by 石井 辰哉

この2冊をじっくりこなせば、おそらく文法問題は、完璧に近くなるのではないでしょうか? どちらも良書です。 そして、レベルUPしたら、今回の正誤問題でファイナルチェックという形が望ましいでしょう。 特に受験生の方は頑張ってください。 

最後に1つだけ忠告しておきます。 それは、あくまでも文法問題は、知識的な要素があるので、きりがないということです。 ある程度の力がついたら、Reading の力をUPしなければ、どんな試験でも合格はおぼつかないことを覚えておいてください。 上記の問題集や過去問を解いてみて感覚をつかんだら、その見直しで十分だということです。 勝負は読解問題できまります。 特に大学入試はそうです。 勉強の配分を間違えないようにしてください。 もしあなたが落ちるならば、それは間違いなく長文が読めなくて落ちるはずです。 

ですから、負けるパターンを予想して、そうならない行動や対策を取るように努力しましょう! 

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2008年11月 9日 (日)

中間描出話法

中間描出話法という話法があります。 おそらく知らない方がほとんどでしょう。 英語の先生でもです。 話法という文法をなぜ高校生の時、「学習しなきゃなんないの?」 と本当に疑問に思ったものでしたが、この中間描出話法は、知らないと小説などがしっかりと読めません。 解説したいと思います。 

まず中間描出話法の定義ですが、

 地の文(疑問文が多い)の形でセリフを表す話法のことです。 

その発見方法ですが、視点の切り替えが行う点を見つけることです。 具体的には、筆者の視点から登場人物の視点へと変わるところを見つけることです。

One day his telephone bell rang.  A woman's voice greeted him.
Had she interrupted him? 

どうでしょうか? 上の文で中間描出話法になる文がお分かりでしょうか? 最後の太字の疑問文は、登場人物(この場合は女性)のセリフなのです。 

ある日、彼の電話のベルが鳴って、女性の声がした。 

「お邪魔だったかしら?」 

訳すとこんな感じでしょう。 最後の文は登場人物の視点で発せられた言葉なので、中間描出話法であり、女性のセリフを示しているのです。 いかがでしょうか?

このような話法は、小説で多く用いられ、知らないと 「???」 となってしまいます。 まさか、筆者が 「彼女は彼を邪魔したのか?」 と自問自答するわけはありませんよね? 

こうした話法は、東京大学や一橋大学の入試問題で出題されています。 過去問を解いてみて、その英文の題材が小説で、なんか視点がおかしいな? と感じたらこの中間描出話法を疑ってみることが大事です。 おそらくカギカッコをつけてセリフと解釈して和訳しないと減点になるでしょう。 

みなさん、気をつけて学習してみてください。    

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2008年8月17日 (日)

問題の解き方(Writing)

INPUT能力を試す問題としては、Reading 問題とListening問題がありますが、今まで文法問題も含めて、Reading問題について解説してきました。 趣向を変えて、OUTPUT能力を測る問題、すなわち、Writing問題について考えていきたいと思います。 

Listening問題についてですが、もともとListeningの能力とは、Reading能力に英語の音の理解がワンクッション入っただけです。 ですから、英語の音を理解する勉強(例えば、シャドウイング等)を付け足すだけで、基本的にはReadingと同じです。 

また、Speaking問題ですが、これも能力はWriting能力に即効性を加えたものであると言えるので、Writingの勉強をしっかりやって、Speakingの勉強に移行していくのが望ましいでしょう。

さて、本題に入りましょう。 Writingの問題は以下のように分類できます。

 ① 文法問題(整序問題、英訳問題)
 ② 意見を述べる問題

大きく分けて2つしかありません。 最近の傾向ですが、②の自分の意見を述べる問題が多くなっています。 例えば大学入試や英検、その他の試験でも①→②の流れが強まっています。 大学入試では「自由英作文」と称される問題、英検1級では4番の問題。 ETS系の問題でも必ず論文で自分の考えを述べる文章が出されます。 GREでは、アーギュメントがどれほど効果的かどうかについてまで、論述させます。 

本来、Writing と言えば、②の問題を指すのが正しい考えだと私は思います。 従来の英作文と称される問題は①の文法問題の延長だからです。 最近のTOEFLでの新傾向問題として4技能の統合問題がありますが、これはどちらかというとINPUTしたものを要約できるかどうかの力を問う問題です。 そういった意味で、INPUTの力の方が強いので、これも①の文法問題の延長だと考えられます。 それでは順番に解き方を解説していきましょう。

①のWriting の文法問題として、整序問題の解き方を考えてみましょう。 

 (1) V(動詞)やイディオム→名詞→他の品詞の順に考える
 (2) 文法的に英文の全体構成を考える
     (V-1=接続詞・関係詞の数の公式)

以上2つです。 整序問題とは、ランダムにちりばめられた語句を、正しい英文に並び替える問題のことです。 センター試験を始めとして、私大や英検に出題されています。 解き方ですが、特にV(動詞)から中心に考えるということがものすごく重要です。 正解率が低い人は、文の最初から考えてしまっていませんか? 直しましょう。 Vを中心に考え、名詞の役割を全て決定するという順番を必ず守ってください。 (2)の英文の全体構成では、有名な公式を用いることが必要になってきます。 

さて、英訳問題にいきましょう。 皆さんがWriting問題と言えば、この英作文と称される問題がまず頭に浮かぶのではないでしょうか? 基本的に英訳問題は文法問題と言えるのは、「英作文は英借文」 と言われるように、知っている表現を文法的に当てはめていくに過ぎないからです。 ただ、次のようなことを解法として考えておくべきでしょう。

 (1) 英作文は英借文
 (2) 日本語→別の日本語(単純,簡潔)→英語

(2)の与えられた日本語を別の日本語に変えるというワンクッションがとても大切です。 特に難関大学になりますと、この日本語がどういうことを言っているのか?という解釈が必要になってきます。 そういった意味で、英訳問題は日本語力も要求されます。 また、絵を見て描写する問題や、漫画の中にセリフを入れる問題、応答する問題等も形は違いますが同じ考え方と言って良いでしょう。 以上が、文法問題として捉えたWriting問題の解き方です。

では、②の意見を述べる問題についての解法を考えてみましょう。 

  

  自分の意見 → 理由・説明 → (反論) → 結論

一番オーソドックスなテンプレートなのですが、自分の意見を agree か disagree で述べておいて、それに対する理由を、Firstly、Secondly と説明していく。 そして反論を挟めたら入れておいて、最後に In conclusion という形に持っていくという形式です。 この形で大変なのは、理由・説明を考えるいわゆる body に当たる部分なのですが、社会問題に対する自分の意見を少しずつストックしていく、見識を深めるといった日ごろからの努力が必要になってきます。 後は、語彙や表現能力(例や比喩)を増やし、論理的に自分の考えを首尾一貫して論じる練習ありのみですね。

Writing 問題の解法が理解いただけたでしょうか? 以上がOUTPUT問題に対するまとめです。 こういったことを考慮しておいて、後は問題に数多くあたっていくしかありません。 そして、ネィティブに添削をしてもらいながら、ネタを増やしていくというスパイラルの繰り返しです。 もちろん私もその道の途中です。 皆さんがんばりましょう!

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2008年8月15日 (金)

文法問題(接続詞・関係詞の省略)

問題 和訳しなさい

  Was it a cat I saw?

解答

  それは私が見た猫でしたか?

どうでしょうか? しっかり和訳することができましたか? ところで、今回紹介する文法問題は和訳の問題を使ってしまいましたが、とても大切な文法事項です。 それは、接続詞・関係詞の省略についてです。 これについては、よく目的格の関係代名詞の時に省略できると覚えている人が多いのですが、そういう勉強の仕方ではなくて、省略の発見の仕方を学習しましょう。 次のようにして発見します。

関係代名詞の省略の発見の仕方

  名詞   (関係代名詞)  名詞    動詞    (目的語の名詞がない)
   ↑       ↑      ↑      ↑         ↑
 先行詞    省略可    S(主語)  V(動詞) Oが必要なはずなのにない

上のような形になっている時に、名詞と名詞の間に関係代名詞が省略されています。 つまり後ろのVのOがないというのが大きな目印です。 問題を見てみましょう。

 a cat (関係代名詞)  I     saw                  
  ↑     ↑      ↑     ↑          ↑
 先行詞  省略    名詞(S) 動詞(V) Oが必要なはずなのにない

どうでしょうか? 全く同じ形をしていますね。 つまり a cat と、I という名詞の間に、関係代名詞が省略されているのです。 よって、「私が見た」 という部分で前の名詞の 「猫」 を説明することになります。 I saw の部分を(  )でくくると分かりやすいと思います。 

 Was it a cat (I saw)?

結果的には目的格の関係代名詞が省略されることになるのですが、大切なのは省略を発見する方法なので、必ずここに関係代名詞が省略されているということを見極められるようにしてください。 

ちなみに、この文は以前、「回文」 のところで紹介した文章です。 前から読んでも後ろから読んでも同じという面白い文章です。 気がつきましたか? 

以上が関係代名詞の発見の仕方ですが、この他にも接続詞のthat や 仮定法でのifの倒置の場合、the 比較級~、the 比較級~も省略が可能です。 V-1=接続詞・関係詞の数 という公式が当てはまらない場合は、必ずこのような接続詞・関係詞の省略を考慮して見つけられるようにしましょう。 そして慣れてきたら、無意識に頭の中で省略を補って読めるようになることが理想です。 

さて、様々な文法問題(選択)を取り上げてきましたが、代表的なものは解説しました。 後はその他もろもろと、語法問題になります。 文法問題をもう少しくわしく解きたい方には、お勧めの問題集を挙げておきます。 ただし、文法問題はきりがないので、あまりはまらずに、以下のものを仕上げておけば十分でしょう。

  「富田の入試英文法」 (代々木ゼミナール) by 富田一彦

  「TOEIC TEST文法別問題集」 (講談社) by 石井辰哉

どちらも良書です。 大学受験の方は富田先生、TOEIC対策には石井先生のものが秀逸だと思います。 何度も言いますが、文法問題はきりがありません。 ある程度のレベルを超えたらば、解かなくなると思います。 ですから、なるべく上記2冊ぐらいのレベルは速く超えて、次の世界への一歩を踏み出しましょう! 

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文法問題(接続詞・関係詞の選択)

問題 (   )に入る適切な語句を選びなさい。

 ①  This  is  the  park  (       ) I  visit.     1.which     2.where
  ②  This  is  the  park  (       ) I  go.       1.which     2.where
  ③  I  know  (       ) he  said.                 1.that      2.what
  ④ I  know  (       ) he  said  so.            1.that      2.what
  ⑤  This  is  the  house  (       ) I  lived.     1. in which     2. which

解答

 ① 1  ② 2  ③ 2  ④ 1  ⑤ 1

文法問題の中でも必ず出題される、接続詞・関係詞の選択問題の解き方を伝授したいと思います。 よくありがちなのが、先行詞が場所ならば where というように意味で考えてしまう人が多いのですが、実は違います。 以下のようなプロセスを経てください。

接続詞・関係詞の選択問題の解き方

 (1) 後ろが完全な文か不完全な文か?
 (2) 節の種類 (名詞節か形容詞節か副詞節か)
 (3) 意味 

(1)の後ろが不完全な文とは、名詞が1個足りない文のことです。 必ず不完全な文になるのは、who(whose,whom)/which/what (~everも含む) です。 また、that は不完全な文の場合、関係代名詞となり、完全な文の場合、接続詞になります。 前置詞+関係代名詞の後ろは、完全な文になるので注意が必要です。 この前置詞は後ろの動詞とイディオムを作ることがあります。 (2)や(3)を考えることもありますが、基本は(1)から考えていきます。 さて、以上のことを考えて、問題の解説にいきましょう。

①  This  is  the  park  (       ) I  visit.     1.which     2.where
②  This  is  the  park  (       ) I  go.       1.which     2.where

①の文の(   )の後ろは不完全な文です。 visit は他動詞なのですが、O(目的語)がないからです。 ②の文の後ろは完全な文です。 go は自動詞なので、Oを必要としません。 よって、①はwhich、②はwhere となります。 間違っても先行詞の park が場所だからという意味は考えないでください。 関係ありません。

③  I  know  (       ) he  said.                 1.that      2.what
④ I  know  (       ) he  said  so.            1.that      2.what

③の文の(   )の後ろは不完全な文です。 say は他動詞だからです。 選択肢を見ると、どちらも不完全な文となることができるので、節の種類で考えていきます。 もし、that を(   )に入れたとすると、後ろが不完全な文の時の that は関係代名詞となってしまいます。 ところが、前に先行詞はありません。 説明する名詞が前にないのでは文としておかしくなってしまいます。 よって、答えは what となります。

④の文の(   )の後ろは完全な文です。 よって what は後ろが必ず不完全な文になるので入れることはできません。 答えは that になります。

⑤  This  is  the  house  (       ) I  lived.     1. in which     2. which

⑤の文の(   )の後ろは完全な文です。 live は自動詞だからです。 よって、後ろが必ず不完全な文になる which を入れることはできません。 in which の前置詞+関係代名詞は後ろが完全な文になるので、in which が正解となります。 ちなみに、live in ~という表現は、イディオムのような表現ですよね。 このように、前置詞を動詞の後ろに移動させると文の構造がよく分かってきます。

いかがでしたか? 参考書などを見ても、完全な文と不完全な文をしっかりと解説してある本は少ないので、今まで適当に意味で答えていた方は、今回の解答の出し方をよく読んで考え方を改めてほしいと思います。 

また、この問題は文の構造の理解を試す重要な問題ですので、繰り返し出題されます。 センター試験、TOEIC、英検など、どれをとってみても同じです。 ぜひ極めてください。 句・節の働きや理解を深めることは、読解力を一段とレベルアップさせてくれます。 反対に言えば、句・節が理解できていなければ、英語が分かっているとは言えません。 がんばってください。 

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2008年8月14日 (木)

文法問題(to do vs doing)

問題 (   )に適切な語句を選びなさい。

 ①  I  hope  (       ) to  Canada  next  year.
       1.about  going     2.for  going     3.going     4.to go

  ②  We  enjoyed  (       ) to  him  at  first.
       1.to  hear     2.to  listen     3.hearing     4.listening

  ③  I  remembered  (       ) home  on  a  truck  last  Sunday.
       1.ride     2.riding     3.to  have ridden     4.to ride

解答

 ① 4   ② 4   ③ 2

動詞の中でも後ろに to do をとるのか doing をとるのかという問題を考えたいと思います。 昔から出題される典型的な文法問題です。 まず以下のことを整理しましょう。

  to do → これから do する  (未来を表す)
  doing → すでに do している (過去を表す)

つまり、準動詞の形によって、考え方が違うのです。 to do は未来思考でして、これからすることを示し、doing は過去思考ですでにしたことを示します。 

当然、to do を後ろにとる動詞は、「望む」 とか 「約束する」 とか未来に対する希望・願望を表す動詞が多いのに対し、doing をとる動詞は、「終える」 とか 「やめる」 というような動詞が多いのが特徴です。 まとめてみましょう。

後ろに to do をとる動詞

 want/hope/decide/promise/refuse/fail

後ろに doing をとる動詞

 enjoy/finish/mind/deny/give up/put off

どちらもとり、意味が相違する動詞

 remember to do (これからdoすることを)覚えている
 remember doing (すでにdoしたことを)覚えている

 forget to do (これからdoすることを)忘れる
 forget doing (すでにdoしたことを)忘れる

問題の解説にいきましょう。  

①  I  hope  (       ) to  Canada  next  year.
     1.about  going     2.for  going     3.going     4.to go

①の文の動詞である hope は後ろに to do をとる動詞です。 よって、答えは4になります。 訳は、「私は来年カナダに行きたいと望んでいる」

②  We  enjoyed  (       ) to  him  at  first.
     1.to  hear     2.to  listen     3.hearing     4.listening

②の文の動詞である enjoy は後ろに doing をとる動詞です。 よって答えは3か4になるのですが、(  )の後ろには to があるので、自動詞である listening が正解です。 この問題は単元を2つ聞いていますね。 センター試験を始めとして、単元を複数聞く問題にも徐々に慣れていきましょう。 訳は、「私たちはまず彼のことを聞いて楽しんだ」

③  I  remembered  (       ) home  on  a  truck  last  Sunday.
     1.ride     2.riding     3.to  have ridden     4.to ride

③の文の動詞である remember は後ろに to do/doing どちらもとる動詞です。 よって選択肢から1とは除外されます。 後は訳してみて決めることになります。 文末の last Sunday に注目してください。 過去のことを述べていますね。 つまり、「家までトラックに乗ったこと」 を覚えていたのですから、過去思考である doing の形が(  )に使われることになります。 よって、正解は2になります。 訳は、「私は先週の日曜日、家までトラックに乗っていったことを覚えていた」

いかがでしょうか? 単純に覚えていればできる問題だと思いますが、未来思考と過去思考を必ず理解してください。 そうすれば、さらに暗記が楽になると思います。 以上が to do vs doing の問題の考え方です。 もちろんこれ以外にも覚えるべき動詞はありますが、問題集などで出会ったら、少しずつ理解していけばいいでしょう。 がんばってください。

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文法問題(準動詞の主語)

問題 和訳しなさい

 ①  It  is  difficult  to  study  English.
  ②  It  is  difficult  for  me  to  study  English.
  ③  Do  you  mind  smoking  here?
  ④  Do  you  mind  my  smoking  here?
  ⑤ The  man  speaking  English  is  my  father.
  ⑥  The  language  spoken  in  America  is  English.
  ⑦  Seeing  the  island, I  felt  happy.
  ⑧  Seen  from  the  plane, the  island  looked  beautiful.

解答

 ① 英語を勉強することは難しい。
 ② 英語を勉強することは私にとって難しい。
 ③ ここでタバコを吸わないんですか?
 ④ ここでタバコを吸ってもいいですか?
 ⑤ 英語を話している男の人は私の父です。
 ⑥ アメリカで話されている言語は英語です。
 ⑦ 島を見たとき、私はうれしかった。
 ⑧ 飛行機から見ると、島は美しく見えた。

さて、文法問題の中でも頻出する準動詞の主語の問題です。 理解を深めるために、選択問題ではなくて、純粋に和訳の問題を解説したいと思います。 
まず、準動詞(to do/doing/done)には、主語を書く場合と書かない場合があり、そのルールを覚えましょう!

準動詞の主語を書かない場合→準動詞の主語はその文の主語

                              または一般の人

準動詞の主語を書く場合  

 (1) to do の主語は、 for ~ to do の形
           又は、   of ~ to do の形  

 (2) doing が名詞句(動名詞)の場合、所有格か目的格+doing の形
 (3) doing/done が形容詞句(分詞)の場合、説明される名詞が主語
 (4) doing/done が副詞句(分詞構文)の場合、主格+doing/doneの形

以上のようになります。 当たり前のことですが、準動詞にも主語はあるのです。 皆さんが気にしていないだけかもしれませんが、書かない場合は当然、文の主語や一般の人が主語となります。 ところが、文の主語や一般の人を主語にしない場合は、準動詞の主語を書かなければなりません。 その書き方は、準動詞の種類によって異なってきます。 問題の解説にいきましょう。

①  It  is  difficult  to  study  English.
②  It  is  difficult  for  me  to  study  English.

①の文の to study の主語は書かれていません。 となると、一般の人を主語にするのが適切なので、解答のようになります。 「一般の人が勉強する」 という意味になるのです。 ちなみに、It は仮主語と言って、to 以下の文全てを指しています。
②はどうでしょう? to study の前に for me という主語が明示されています。 ですから、「私が勉強する」 という意味になるのです。 

この問題の応用的なものが、次の文です。

 It  is  kind  of  you  to  do  such  a  thing.

同じく、to do の主語は、of you なので、「あなたがする」 という意味になるのですが、なぜ、for ではなくて of かと言うと、kind という形容詞が人を主語にできる性質を持っているからです。 つまり、You are kind. というふうに言える場合、of ~という形で主語を表します。

③  Do  you  mind  smoking  here?
④  Do  you  mind  my  smoking  here?

③と④の smoking はどちらも doing がO(目的語)で使われています。 つまり、名詞句を形成しています。 

③から見ていきましょう。 ③の文の smoking の主語は書かれていません。 となると、文の主語と一致するので、タバコを吸う人は you となります。 つまり、「あなたがタバコを吸う」 のです。 ところが④の文には、my smoking というように、主語が明示されています。 ですから、「私がタバコを吸う」 となるのです。 ちなみに、mind という動詞の意味は、「嫌がる」 という意味です。

⑤ The  man  speaking  English  is  my  father.
⑥  The  language  spoken  in  America  is  English.

⑤と⑥の speaking English/spoken in America はどちらも doing/done が前の名詞を説明しています。 つまり、形容詞句を形成しているのです。 

この場合、説明される名詞が主語となるので、⑤は、speaking の主語は The man となり、「その男の人が話す」、⑥は、spoken の主語は The language となるので、「言語が話されている」 となるのです。 

なぜ、⑤が doing の形で、⑥が done の形か分かりますか? ⑤は訳すと、「その男の人が話す」 という能動の関係、⑥は訳すと、「言語が話されている」 という受身の関係があるからです。 つまり、説明される名詞との間のSV関係が能動か受身かによって、doing を使うか done を使うかが決まってきます。 ちなみに、第5文型の時にやったOとCのSV関係の問題もこれと考え方は全く一緒です。 

TOEIC を始めとして、準動詞の主語の問題で一番頻出する問題がこの doing か done かの選択問題です。 よく理解してください。

⑦  Seeing  the  island, I  felt  happy.
⑧  Seen  from  the  plane, the  island  looked  beautiful. 

⑦と⑧の Seeing the island/Seen from the plane はどちらも副詞句を形成しています。 ところがどちらも準動詞の主語が明示されていません。 この場合は、文の主語と一致するので、⑦は 「私が見る」 という意味になり、⑧は 「島が見られる」 という意味になります。 

なぜ、⑦が doing の形で、⑧が done の形になるのかはもうお分かりですね? 先ほどの⑤と⑥の問題と考え方は一緒です。 主語と準動詞が能動の関係の時、doing を使い、受身の関係の時、done を使うのです。  

さて、準動詞の主語の理解が深まったでしょうか? ちなみに文法書や参考書では、「意味上の主語」 として取り上げられていると思いますが、要するに to do/doing/done の主語のことです。 とにかく準動詞の主語の問題はとても大切な文法事項なので、皆さんよく復習して英文を読む時も意識するようにしてください。

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2008年8月13日 (水)

文法問題(自動詞と他動詞)

問題 (   )に適切な語句を選びなさい。

  ①  We  (       ) the matter.
          1.referred     2.talked     3.discussed     4.mentioned  about

    ②  Will  you  (       ) me?
          1.marry     2.marry  with     3.marry  to     4.marry  about

    ③  I  (       ) in  bed  all  night.
          1.lay     2.laid     3.lain     4.lied

解答

  ① 3  ② 1  ③ 1

文法問題の中でも自動詞と他動詞についての問題は昔からよく出題される問題です。 動詞の活用という基本中の基本を、出題する側は問いたいのでしょう。 こういう問題は少なくなっていったとしても、おそらく廃れないと思いますので、しっかり極めておきましょう。

まず、確認なのですが、O(目的語)をとらない動詞を自動詞と呼び、とる動詞を他動詞と呼びます。 つまり、第1、2文型の動詞が自動詞で、第3、4、5文型の動詞が他動詞です。

これを踏まえた上で、よく出題される動詞を覚えてしまいましょう。 以下のものが頻出です。

自動詞   lie/rise/graduate from/object to/refer to

他動詞   lay/raise/discuss/marry/mention

また、変化形で紛らわしいのは、

   自動詞  lie-lay-lain (横になる)  lie-lied-lied (嘘をつく)
   他動詞  lay-laid-laid (横にする)

   自動詞  rise-rose-risen (上がる)
   他動詞  raise-raised-raised (上げる、育てる)

これらの動詞は紛らわしい上に、自動詞と他動詞の区別を聞くことができるので、文法問題に使われることが多いのです。 問題の解説にいきましょう。

① We  (       ) the matter.
     1.referred     2.talked     3.discussed     4.mentioned  about

(   )の右には matter という名詞があるので、これをO(目的語)にします。 となると、(   )には他動詞が必要だと分かります。 選択肢の中で他動詞は3ということになります。 訳は、「私たちはその問題について話し合った」

②  Will  you  (       ) me?
    1.marry     2.marry  with     3.marry  to     4.marry  about

(   )の右には、me という名詞があるので、これをO(目的語)にします。 やはり、(   )には他動詞が入ることになるので、答えは前置詞のついていない、1が答えとなります。 訳は、「僕と結婚してくれませんか?」 プロポーズの言葉ですね!

③  I  (       ) in  bed  all  night.
    1.lay     2.laid     3.lain     4.lied

(   )の右には、in という前置詞があるので、(   )に入る動詞は自動詞になります。 選択肢の中で自動詞になるのは、1と4しかありません。 しかし4を入れた場合、「嘘をつく」 という意味になってしまいこれでは訳すと変ですね。 よって、正解は1ということになります。 訳は、「私は、一晩中ベッドに横になっていた」 

いかがでしたか? 自動詞と他動詞についての問題が解けるようになったでしょうか? TOEIC等でも依然として出題されるので、慣れるようにしてください。 また、上級者になると、意外な動詞の使い方で間違ったりします。 上で出した問題は典型的な問題ですので、よく復習して極めてください。

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文法問題(5文型)

問題 空所に入る適切な語句を選びなさい。

  ①  I  got  him  (       ).
         1. help  me   2. to  help  me 

    ② I  made  myself  (       ) in  English.
         1. to  understand   2. understand   3. understanding   4. understood

    ③ Please  let  (       ).
         1. me  to  hear   2. me  hear   3. me  hearing   

解答

  ① 2   ② 4   ③ 2

文法問題の選択問題で特に大切なところをクローズアップして紹介していきましょう。 想定する問題は、センター試験・英検・TOEIC 等、全てに共通する問題です。 まず、始めは5文型のCの形の問題です。 文法問題の中でも頻出度NO1と言っていいほどの、大切な問題です。 まず第5文型の理解をおさらいしておくのですが、第5文型の最大のポイントは、

① SVOC の形で、OとCの間に SV関係 がある 
② C の形には、to do/do/doing/done 等、が使われる
③ make/keep/leave/find/have/see/hear/feel を見たら5文型を疑いCを探そう!

ここらへんでしょう。 何と言っても①のSV関係があるというのがとても重要です。 では、このCの形が選択問題に出るのですが、どうやって勉強すれば最短距離で極められるのでしょうか? 私は以下の方法を提唱します。

  ① Cの形が、to do になる動詞の代表的なものを覚える
  ② 「OがCする」 の時、Cには do か doing 
     「OがCされる」 の時、Cには done 

まず、①のCの形が to do になる動詞の代表的なものですが、次の動詞を覚えておきましょう。

 want/expect/would like/get/allow
 enable/advise/ask/tell/force 

もちろん他にもあるのですが、私が今まで数多くの5文型の問題を解いたところ、上記の動詞がベスト10といったとこでしょう。 何度も繰り返し出題されています。 後は②のように、訳してみて考えるという方法をとるのがベターです。 

問題の解説にいきましょう。

①  I    got   him   (       ).      1. help  me   2. to  help  me
     S    V     O        C

Cの形を聞く、典型的な5文型の問題です。 Cに入る形は、get の動詞の性質によって決まります。 get はCの形に、to do/doing/done を使うことができるので、答えは、2の to help me になります。 訳は、「私は、彼に自分のことを手伝わせた」 となります。 

② I  made  myself  (       ) in  English.
  S    V        O        C

     1. to  understand   2. understand   3. understanding   4. understood

同じようにCの形は、make によるのですが、OとCのSV関係の訳を確かめると、「私が英語で理解してもらう」 という 「OがCされる」 という訳になります。 よって、4が正解です。 訳は、「私は、英語で自分のことを理解してもらえた」 

③ Please  let  me   hear.
        V     O      C      

答えを先に入れてしまいましたが、やはり第5文型の問題です。 let という動詞は、Cの形は、do(原形)に決まっているので、これは特別に暗記しておいてください。 hear が原形である、2が答えになります。 訳は、「私に聞かせてください」

いかがでしたか? 第5文型のCの形の問題は、とにかくしつこく文法問題に登場します。 TOEIC等では、あまり知られていない動詞も登場しますが、それでも解法は一緒です。 今回の問題をよく復習して、似たような問題が出てきたら自分の解答の出し方、思考を必ず確認してください。 落ち着いて、OとCとの間のSV関係に注目して、答えを出しましょう

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2008年8月 6日 (水)

問題の解き方(文法問題)

さて、問題の解き方も読解問題とはうって変わって、文法問題に入りたいと思います。 はじめにですが、文法問題は昔に比べてその影を潜めています。 理由は読解問題主体で十分英語力を測ることができること、実践的コミュニケーション能力を培うことへの傾倒と考えてよいでしょう。 (勘違いしてはいけないのは、文法問題を解いてもコミュニケーション能力を養うことにはならないと思ってしまうことです。 気をつけてください。 文法の理解は絶対に必要ですよ!) 

また、全体的な量だけでなく、質も転換しています。 純粋な単語の知識や語法を問う問題が頭角を現し、文法っぽい文法問題は少なくなってきています。 センター試験を始めとする大学入試、英検、TOEICどれをとってもです。 そんなことを考えながら、まず文法問題を分類してみましょう。 大きく分けて次の2つになります。

 ① 選択問題
 ② 誤文訂正問題

①の選択問題は4択がほとんどだと思いますが、典型的な文法問題形式です。 文法問題と言えばこの形がほとんどといっていいでしょう。 純粋な文法事項を問う問題と、単語や語法の知識を問う問題に分かれます。 新形式のTOEICでは、英文中の単語を穴埋めさせる選択問題へと変わってきました。 

②の誤文訂正問題とは、英文中の下線部が引かれた語句の内、どれが間違っているのかを問う問題です。 私立大学の入試問題でよく出されます。 ですが、段々と影が薄くなってきました。 私の好きな東大の入試問題では引き続き出されています。 選択問題よりも、英語の文法単元を複数聞くことができる点で、レベルが高いからでしょう。

文法問題と言えば、大方①の選択問題と考えていいと思います。 では、この選択問題の解き方を説明したいと思います。 とは言え、至って簡単でして・・・

   問われている文法単元・語法を確定する

これに尽きます。 文法単元とは、例えば頻出するものとしては、5文型の理解を聞いているのか? 自動詞と他動詞の違いを聞いているのか? to do になるか doing になるかを聞いているのか? 関係代名詞について聞いているのか? 

このように、どんな文法単元を聞いているのかを見破ることがとても大切です。 少し長くなった英文の中での選択問題 (例えば新形式のTOEICのPARTⅥ) では、英文の理解も含まれます。

文法単元を確定すると言いましたが、難しい問題の中には複数の単元をまぜたものが使われます。 例えばセンター試験の文法問題がその代表格でしょう。 5文型の理解を聞きながら、同時に自動詞と他動詞の違いまで試すといったように、あの手この手で差がつくように受験生を試してきます。 皆さんはとにかく1つずつの文法問題の理解を深め、徐々に複数の単元が聞かれている問題へとチャレンジしていくのが望ましいと思います。

ちなみに、単語や語法の問題はもっと簡単でして、単純にその単語を理解しているか、語法を理解しているかを聞いているだけです。 ですから、単純に知識問題と言って良いでしょう。

②の誤文訂正問題は、選択問題よりも複数の文法単元や語法を聞くことができます。 ですが、解き方は選択問題と同じで、単元を確定するという手順をとります。 ただ、英文の中での構成や、全体的視野を考えなければならないので、選択問題よりは難しくなります。 

文法問題の解法が分かったでしょうか? では、対策としては、頻出する文法単元のオーソドックスな問題を解くことから始めるのがベストです。 次回からは私自身が 「これぞ英文法問題最頻出!」 と考えている文法問題の典型的なものを挙げていきましょう。

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2008年8月 5日 (火)

問題の解き方(Reading)

英文法の説明も本質的な部分は終わりましたので、試験を想定した実際の問題の解き方の説明について述べたいと思います。 まずは、Reading 編です。 いわゆる読解問題というものですが、まず問題形式を分類したいと思います。 読解問題と呼ばれるものは、つきつめると大きく分けて2つしかありません

 ① 和訳問題 (指示語、内容一致問題を含む)
 ② 要約問題 (空所補充問題を含む)

①の和訳問題というものは、いわゆる昔ながらの国立の大学入試の下線部和訳に代表される基本問題です。 大人数が受けるテスト(例えば英検やセンター試験)においては、採点が大変であるという理由もあるので使われないことが多いのですが、英語の問題として基本となるものです。 これの発展した形として、英文中の指示語(例えば that 等)が何を指しているかを答えさせたりするものもあります。 

また、内容一致問題は、センター試験や英検、TOEIC等では典型的な問題でして、おそらく英語の問題としては、最も頻繁に使われる問題ではないでしょうか? 私立の大学も受験者数を考慮して、この形式を使うことが多いでしょう。 なぜこれが和訳問題の発展した形かと言うと、結局問題の選択肢と対応する箇所は、本文の必ず1箇所にしか対応していないからです。 ですから、長くても数行を和訳して答えているのです。 よく初心者に全体を読み終わらないと答えられないと考えている人がいるのですが、それは違います。 必ず1箇所を和訳して答えを出しているはずです。 

②の要約問題(例えば○○字でまとめる)は①の和訳問題の発展した形です。 題名を考えさせるもの、筆者の主張を答えさせるもの等の形式もありますが、 全て英文の要約問題を基本にしています。 要約問題は英語の読解問題の究極の形と言って良いでしょう。 そのため東大を始めとして、難関大学には必ず出題 される問題です。 また、通訳においても、長い逐次通訳が一番難しいと言われているのも要約するからでもあります。

空所補充問題は、いわゆるカッコ穴埋めの形式の問題でして、単純に1語の単語を埋めさせるものや、段落ごとにまとまった英文を入れさせるものもあります。 段落を並び替えさせて英文を完成させるものもあります。 なぜこの形式が要約問題を発展させた形なのかというと、数行に渡る英文を要約する問題と言って良いからです。 

さて、2つに分類しましたが、順番に解き方を解説していきましょう。 

①の和訳問題の解き方はオーソドックスです。 

 (1) 単語の理解(適切な訳語が使われているか)
 (2) 文法の理解(英文の構造を理解しているか)

以上2つです。 Reading 問題の解法はこの2つの力が基本となります。 

また、和訳問題の発展した形の、内容一致問題の解き方は、

 (1) 問題文を先に読み、数字や固有名詞、具体例をチェックする
 (2) 本文をスキャニングして問題との一致する箇所を探し解答する

以上2つです。 問題文を先に読むときに何が聞かれているかを先に見当をつけておくのがポイントです。 また、TOEIC等の大量に英文を解く試験では、スキャニングの技術ができるかどうかにかかってきます。 ここらへんの技術が必要な点が、単純な和訳問題よりも少し難しいかもしれません。 

②の要約問題の解き方は、

 (1) 具体例、比喩、枕等を捨てる
 (2) 筆者の主張を論理的にまとめ解答する

以上2つです。 要約の場合は高度になりますが、具体例や比喩を除いて筆者の主張が論理的にまとめられているかがポイントです。 英語の文章に限らず、覚えておくべきことですが、筆者の主張は形を変えて繰り返されます。 そのため、同形反復が多用されます。 単語を違う単語で言い換えたり、似たような表現を使ったりするのです。 このことを覚えておくと、筆者の主張を探す手がかりとなります。 

ちなみに論理とは簡単に言ってしまえば、順接か逆接か因果の3つしかありません。 そのため、ディスコースマーカーとよく言われていますが、 and/therefore/but/however/though/because 等の論理を示す単語はとても重要な単語となってきます。 

また、要約問題の発展した形の空所補充問題は、要するに前後の英文の論理の流れがうまく読み取れているかどうかを試す問題です。 解き方は、

 (1) 空所に入る品詞、論理の流れ(順接・逆接・因果)を読み取る
 (2) 空所の前後の論理がつながるかどうかを確認し解答する  

以上2つがポイントになってきます。 要約のところで述べたディスコースマーカーに当たる論理を示す単語が選択肢によく見かける理由がお分かりでしょうか? 出題する側は論理的な部分の理解を試したいからです。 

要約問題が和訳問題の発展した形である以上、全ての英語のReading 問題の基本は、和訳問題であると言えます。 そして、和訳とは、単語の理解と文法の理解が全てですから、英語の基礎・基本が全てということになります。 まとめると・・・

Reading 問題=英語の基礎・基本(単語の理解、文法の習得)の力を試している  

ということになります。 今回はReading 問題について解き方を述べましたが、問題形式について整理ができたでしょうか? 最後に1つ良書を紹介したいと思います。 私の尊敬する富田先生の書かれた読解問題の解き方別に書かれた参考書でお勧めです。

  「英文読解論理と解法」 (代々木ゼミナール)

富田先生は私よりももっと細かく問題形式を分類していますが、とても分かりやすい解説ですので、ぜひ1度手にとって解いてみてください。 社会人の方でもお勧めです。

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2008年8月 4日 (月)

4-4 法

問題 和訳しなさい

 ①  If  I  were  a  bird, I  would  fly  to  you.
  ②  If  I  had  been  a  bird, I  would  have  flown  to you.

解答 

 ① もし私が鳥ならば、あなたのところに飛んでいくのに
 ② もし私が鳥だったならば、あなたのところに飛んでいったのに

英語の法についてまとめていきたいと思います。 まず、英語には仮定法といって、現実にはありえないことを述べる用法があります。 (現実にありえることを述べる用法は直説法と言います) 仮定法はどうやって表すかと言うと、助動詞の過去形を使います。 つまり、助動詞の過去形を見たら仮定法を必ず疑って、条件(現実にはありえない箇所)を探してください。 条件は大抵は、If 節などで書かれています。 またこの時の時制ですが、条件節は表したい時制よりも、1個バックさせることになります。 つまり現在ならば過去形、過去のことを言う場合は過去完了形を使うのです。 仮定法の英文を理解するまでの流れを図示してみましょう。

            助動詞の過去形(仮定法を疑う)
                  ↓
       条件を探す( If 節等、現実にはありえないこと)
                  ↓
            時制を確認して、訳出

問題の解説に移りますが、①の文は would があるので、仮定法を疑い条件を探すと、If 節があることに気づきます。 「私が鳥であること」 は現実にはありえないことなので、これを条件にします。 また、過去形で書かれているので、時制は現在のことを示しています。 ②の場合も同様なのですが、条件節が過去完了形で書かれているので、表している時制は過去のことになります。 

例外的に、条件節が過去完了形だとしても、現在のことを表す場合もあります。 その時は、now などの現在を表す単語が主節に書かれているので、見極められると思います。

これらのことを理解していれば、仮定法の文を理解することはできます。 最後に例外で、条件節に助動詞の過去が使われない仮定法を挙げておきましょう。

  I  wish  SV   「SVならいいのに」
    as  if  SV     「まるでSVかのように」
  条件節が、If  S  should ~の時の結論部分

さて、これで英文法についての肉付けの部分の説明は終わりです。 よく復習してみてください。 次回からのこのカテゴリーでは、実際の問題の解き方や、もう少し細かい点について説明していきたいと思います。 

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4-3 助動詞

英文法における肉付けの部分も、時制を終えて、助動詞の説明に入りたいと思います。 助動詞とは文字通り、動詞を助けるという役割でして、意味は次の2つに分かれます。

  ① 可能性
  ② それ以外の意味

例えば can ですが、①の可能性の意味は、「ありえる」 という意味になり、②のそれ以外の意味では、「できる」 という可能や、「~してもよい」 という許可を表します。 

may は①ならば、「~かもしれない」 ②ならば、「~してもよい」 という許可の意味。 

must は①ならば、「~に違いない」 ②ならば、「~しなければならない」 というように、義務の意味となります。 

また、will は基本的に未来を表す、「~だろう」 と意志を表す、「~するつもりだ」 という意味があります。 shall は意志は意志でも、その場の権力者の意志を示します。 should は、「~のはずだ」 という可能性と、「~すべきだ」の義務の意味が主に使われます。

助動詞の勉強の仕方は、暗記すればそれで済むのですが、注意するポイントをいくつかご紹介したいと思います。

 (1) 助動詞の意味を過去にする場合、

       助動詞 + have + 過去分詞   の形にする

 (2) 慣用的な表現として覚えるものは覚えましょう!

(1)についてですが、次の文を訳してみましょう。 できますか?

  ① He  must  have  been  rich.
    ②  He  cannot  have  been  rich..

①は、「彼は金持ちだったに違いない」 で、②は、「彼は金持ちだったはずがない」 という意味になります。 どちらも過去のことを表すのですが、助動詞を過去にしていないことがポイントです。  

(2)の助動詞を用いた慣用的に覚えるものでは以下のものが有名です。

would や used to には、過去の習慣を示して、「昔は~したものだった」 という意味がある。

may well は、「~するのももっともだ」、may as well は、「~したほうがいい」 という意味になる。

be to の形で助動詞を表すことができます。 意味は、「予定、意志、可能、運命、義務」という5つの意味があります。

should は提案・要求・主張・命令・決定の動詞の内容を表す that 節中で用いられる。

さて、色々説明してきましたが、これくらいで十分だと思います。 特に頻出するところをまとめたので、よく覚えてください。 繰り返しになりますが、助動詞の勉強の仕方は暗記するだけです。 次回は、いよいよ英語の肉付け部分の最後になりますが、法について説明したいと思います。

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2008年8月 3日 (日)

4-2 時制(時と条件を表す副詞節)

問題 和訳しなさい

 ① If  it  rains  tomorrow, I  will  not  go  there.
 ② I  don't  know  if  it  will  rain  tomorrow.

解答

 ① もし明日雨が降れば、私はそこに行かないでしょう。
 ② 私は明日雨が降るかどうか分からない。

問題の解説に移りましょう。 この問題は白状しますが、実は時制の問題ではありません。 句・節を判別する問題です。 つまり、if 節が名詞節なのか? それとも副詞節なのかを見極める問題なのです。 ですから、本当は時制のところで取り上げる項目ではないのですが、昔から時制の問題として最頻出なのです。 理由はもう分かりますね? 英語の核心部分である、節を見極める問題だからです。

①の文章は、if 節が副詞節ですね。 従属節で、前に名詞がないからです。

   <If  it  rains  tomorrow> ,  I  will  not  go  there.
       M(副詞節)

ところが、②の文章は、if 節が名詞節です。 動詞 know のO(目的語)になるからです。

    I  don't  know  [if  it  will  rain  tomorrow.]
                  O(名詞節)

(1)の原則である、時と条件を表す副詞節の中では、未来形は現在形にするというルールがあるので、①の文は、rains というように、現在形にしなければなりません。 

時と条件を表すという意味ですが、時は大体 when、条件は大方、if が用いられると思っていればいいでしょう。 もちろんその他の接続詞が使われることもあります。 

今回の問題は、句・節の理解と共に、時制の中で特に重要なルールとして挙げられるので、しっかり理解してください。 

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4-1 時制(時制の決定要素)

英文法の理解について、ここからがらっと変わります。 今までの英語の骨組みの部分から、肉付けの部分になってきます。 英語を読む、しっかりと理解するという意味においては、ここからの部分は正直、あまり分からなくても致命傷にはなりません。 しかし、細かいところに気を配ることはとても大切です ので、ポイントになるところをしっかり学習して欲しいと思います。

英語の時制について抑えておくポイントは以下の2つです。

(1) 英語の時制を決める要素には、

 ①基本時制 ②動詞が状態動詞か動作動詞か ③変化形 という3つがある。 

 完了形の理解を始めとして、特別な用法は覚えること。

(2) 時と条件を表す副詞節の中では、未来形は現在形にする

まずは、(1)の時制の決定要素について解説したいと思います。 英語の時制は次の3つの要素によって成り立っています。

  ① 基本時制(現在形か過去形か未来形か)
  ② 動詞が状態動詞か動作動詞か
  ③ 変化形が、基本形か進行形か完了形か完了進行形か

まず、①からですが、基本時制とはその文が、現在か過去か未来を表しているということです。 おおよそ基本時制を表すには、時を示す表現(例えば yesterday 等)が使われているので、分かりやすいと思います。

②は動詞の種類なのですが、状態を表す動詞と動作を表す動詞があるということです。 このことが、英語の時制の決定に影響を与えることになります。

③は、あまり知られていないのですが、英語の時制の変化形には実は4パターンあるのです。 その中で、基になっている基本形というものが存在します。 つまり変化していない形です。 我々が時制で現在形という場合は、現在基本形のことを指しています。 

①と③が組み合わさって、「現在○○形」 「過去○○形」 ・・・ という呼び方をするのです。

もうお分かりだと思うのですが、3つ基本時制があり、4つの変化形があるので、英語には時制は、3×4=12 パターンあることになります。 (厳密に言えば、未来形というものは英語には存在しないのですが、ここでは敢えて基本時制に存在することにします)

この中で、気をつけるべき点だけまとめておきたいと思います。

(1) 現在基本形(動作動詞)は次の意味を表す

 1) 一般論 「~するものだ」
 2) 習慣  「~してばかりいる」
 3) 未来 (往来発着の動詞と共に)
 4) 命令文

(2) 進行形(動作動詞)は 「動作の途中」を示す。 状態動詞は進行形にはできない。

(3) 完了形(動作動詞)は 「動作の完了」 
    完了形(状態動詞)は 「状態の継続」
    完了進行形(動作動詞)は 「動作の継続」 をそれぞれ示す。

他にも覚えるべきポイントがありますが、大体これくらいを頭に入れておけば十分です。 テスト等でも頻出の場所はこの中に凝縮されていますので、よく覚えておいてください。 特に重要なのが、「完了形」 の理解です。 日本語にない時制の概念だからこそ、よく理解するようにしてください。 動作動詞の場合、動作が 「すでに終わっていること」 を示し、状態動詞の場合、状態が 「まだ継続している」 ことを示します。 

以上が英語の時制についてです。 

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2008年8月 2日 (土)

3-3 等位接続詞と比較(比較慣用表現)

さて、比較の慣用表現をまとめておきましょう。 私自身あまり慣用的という言葉は好きではないのですが、理屈抜きで覚えることはやはり必要です。 比較に関する慣用的な表現は、次の3つに分けて勉強するのが望ましいでしょう。

  ① 同等比較
  ② 比較級
  ③ 最上級

当たり前のことですが、比較には上記の3パターンがあるので、これに準じて覚えていくのです。 

①の同等比較は、as~as を使うものでして、次のような慣用表現があります。

  as ~ as possible (できるだけ~で)
  数字 times as ~ as - (-の~倍~で)

同等比較の基本は比較するもの同士が 「同じ」 であることを言いたいのですが、possible は、「可能な」 という意味なので、「可能なくらい同じに=できる限り」 という意味が出てきます。 また、as の前に、数字と times をつけると、「~倍」 という表現になります。 ちなみに2倍の時は、twice をつけて表現します。 これは皆さんご存知でしょう。

②の比較級における慣用表現は、

  比較級 and 比較級 (ますます比較級で)
  than が to になるもの (prefer A to B 等)
  the + 比較級
  no + 比較級 → than が同じという意味になる

等があります。 この中で特に気をつけるのは、no+比較級でしょう。 than (~よりも)という不等号を示す記号が、no が着くと、「同じ」 という等号の意味になるのです。 

当たり前のことですが、no という単語は強い否定を示しているので、比較しないということは、同じであることを意味することになるのです。 次の文が訳せますか?

  This  house  is  no  bigger  than  yours.

これは、比較級の bigger  の前に no  が着いているので、than  が 「同じ」 という意味になります。 よって、「この家の大きさとあなたの家の大きさは同じだ」 という基本概念がまずあります。 そして、「この家はあなたの家と同じくらい大きくない」 という意味になるのです。   

③の最上級における慣用表現は、

  one of the 最上級 名詞(複数形) (名詞の中で最も~な中の1つ)
  the 序数 最上級 (~番目に最も~な)
  the のない最上級 (他のものと比べない場合に用いる)

以上が最上級の慣用表現です。 あれっ? この比較級なんだか特別かな? って感じたら、これらの慣用的に用いられるものの中に必ず当てはまるはずですので、しっかり覚えてください。 慣用的と言いましたが、全て文法的に当たり前のものばかりです。 ですから、ただ覚えるだけでなく、なぜその意味になるのかという理由を理解することを忘れないでください。

最後になりましたが、同等比較や比較級で、最上級に相当する表現を表すことができます。 これもよく見られるお決まりの表現なので、慣れてほしいと思います。 以下に例文を挙げておきましょう。

  No  other  mountain  in  Japan  is  as  high  as  Mt.Fuji.
    No  other  mountain  in  Japan  is  higher  than  Mt.Fuji.

どちらも、「富士山よりも高い山は日本にはない」=「富士山は日本一高い山だ」 という意味になります。 

以上で、等位接続詞と比較に関しては大丈夫です。 今まで、5文型の理解から始まって、句・節の理解、そして等位接続詞と比較の理解へと駒を進めてきたわけですが、私が考えている英語の骨組みの部分は全て終了です。 次からは、英文法のカテゴリーは、英語の肉付けの部分、つまり、「時制や助動詞や法」 といったものに移っていきたいと思います。 とにかくこの勉強の流れが、「最短で英語を理解する道」 であることは間違いないので、しっかりと今までの英文法のカテゴリーを復習してください。 そして、誰かに完全に説明できるまで極めて欲しいと思います。

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2008年8月 1日 (金)

3-2 等位接続詞と比較(比較とは?)

問題 和訳しなさい

 ① I  know  him  better  than  she.
 ②  I  know  him  better  than  her.

解答

 ① 私の方が彼女よりも彼をよく知っている。
   (彼に対しての知識は彼女より上だ)

 

 ② 私は彼女より彼をよく知っている。
   (彼と彼女を比べたら彼の知識の方が上だ)

等位接続詞に続いて、比較の理解に入っていきましょう。 英語の比較を勉強する上で大切なことは以下の3つです。

  (1) 比較するものは、文法上・意味上同じもの同士
  (2) 比較級・最上級とは形容詞・副詞を変化させたもの
  (3) 慣用的なものは覚えよう!

なぜこれら3点が比較の核心なのか、問題を解きながら考えてみましょう。 まず、①の文ですが、次の2つの文を比較しています。

  I  know  him  >  She  knows  him

つまり、「私が彼を知っていること」 と 「彼女が彼を知っていること」 を比較しているのです。 ですから、彼女が彼を知っている、その知識よりも、私の方が彼のことを良く知っている。 という意味になるのです。 ところが②はどうでしょう。 次の2つの文を比較しています。 

    I  know  him  >  I  know  her

こんどは、私は彼女よりも彼のことを知っている。 つまり、彼と彼女を比べたら、彼の方をよく私は知っています。 という意味になるのです。 では、なぜこのような2つの文において違いが生じるのかというと、(1)の原則である、「比較するものは、文法上・意味上同じもの同士」 というルールがあるからです。

①と②の問題文では、文末の she と her が違いますね? ①の文の she は 主格なので、同じ主格 である I と比べます。 ところが、②の文の her は目的格なので、同じ目的格である him と比べるのです。 だから解説のようになるというか らくりです。 比較するものはこのように文法上同じものでなければなりません。 

意味上同じものというのは、当たり前のことですが、何か2つのものを比較するからには、両者は似たものでなければ比較できません。 例えば、「みかんとりんご」 は比べることができます。 どちらも同じ果物だからです。 では、「みかんとサッカー」 はどうでしょうか? みかんとサッカーを比べることはありえません。 みかんとサッカーは全く別のものだからです。 このように、あまりにも違うもの同士だと、比較しようがないのです。 

(1)の原則、「比較するものは、文法上・意味上同じもの同士」 という意味が理解できたでしょうか?

比較を理解する上で、次に理解すべきことは(2)比較級と最上級(as~as の同等比較も含めて)は形容詞・副詞を変化させたものであるということです。 形容詞・副詞を変化させたものですから、当然文法的に形容詞・副詞が使われる位置に比較級・最上級は使われることになるのです。 このことを覚えていると、特に英作文で間違った英文を書かなくなるので、とても重要なことです。 

さて、比較の核心を今回は説明しました。 次回はこのことを踏まえて、(3)慣用的な表現の説明をしたいと思います。  

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2008年7月30日 (水)

3-1 等位接続詞と比較(等位接続詞とは?)

問題 和訳しなさい

 ① I  asked  him  to  swim  and  go  there.
  ②  I  asked  him  to  swim  and  went  there.

解答

 ① 私は彼に泳いでそこに行ってと頼んだ。
 ② 私は彼に泳いでと頼み、私がそこに行った。

さて、英文法のカテゴリーも久しぶりでして、今までは5文型の理解から始まり、句と節の理解へと進んできました。 では、英文法の骨組みに当たる部分も最後の等位接続詞と比較の理解へ行きたいと思います。 まず確認ですが、接続詞が先頭にある文のことを従属節と呼び、全体で名詞か形容詞か副詞のどれかの働きをします。 

ところが、接続詞の中でも特別な働きをする接続詞があります。 それが等位接続詞です。 これには主に3つあって、and/or/but があります。 等位接続詞の働きですが呼んで字のごとく、等しい形をつなげることです。 ここで述べる形とは、名詞と名詞だったり、SVとSVだったり、同じ文法事項という意味でして、様々なものに及びます。

問題の解説に行きましょう。 ①の文は、そこに行ったのは彼です。 ところが、②の文はそこに行った人が彼ではなく私なのです。 なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?

①の文の文法構造を見てみましょう。

                                 swim
  I  asked  him  to  <   and   >   there.
                                  go   

②の文はどうでしょうか?

            asked  him  to  swim 
    I   <    and
              went   there.

①と②の文は等位接続詞 and によって分岐する場所が異なります。 ①は and の後ろが go という原形なので、to の後に並べます。 前の swim も原形だからです。 ところが、②の文の went は、asked といっしょに並べます。 swim は原形なので過去形である asked と並べることができないからです。 

これで分かったと思うのですが、①の文は泳いでそこに行くのは彼であり、②の文は泳いだのは彼なのですが、そこに行ったのは私になるのです。 (ask 人 to do~ は、SVOCの第5文型です。 OとCの間にはSV関係があったんでしたよね!)

等位接続詞によってつなぐものが全然異なるので、何と何をつないでいるのかを常に確認することがとても重要です。 ポイントは、

  

等位接続詞の後ろの形に注目し、前で同じ形を探す!

さぁ皆さん以上のことが理解できれば、等位接続詞は大丈夫です。 

最後にちょっとだけアドバイスしておきますが、等位接続詞は特に高校生の皆さんは必ず極めて頂きたい最優先事項です。 なぜかと言うと、等位接続詞を見抜けば解ける問題が入試には必ず出されるからです。 特に空所補充の問題ではそれが顕著です。 ですから、今回の等位接続詞をバカにしないで、ぜひマスターしてください。 そして、英語という言葉がとても論理的にできているということをいち早く気づいて欲しいと思います。

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2008年7月21日 (月)

2-3 句・節の理解(接続詞の種類)

さて、節とは何かを理解したところで、接続詞(関係詞)を網羅しておきましょう。 大きく分けると次のようになります。

 ① that
  ② 5W1H(~ever を含む)
 ③ その他

① that は名詞・形容詞・副詞全てに働きます。 

  名詞節ならば  「SVすること」
  形容詞節ならば 「SVする(前の名詞)」
  副詞節ならば、5パターンあります。

   「SVするために」
   「SVして」     (直前に感情)
   「SVするなんて」 (直前に正しい間違っているの判断) 
   「そしてSVする」 ( ,so that の形)
   「SVするほど」  (so/such ~ that SV の形)

② 5W1H は

  名詞節ならば  全て 「疑問」 の意味になります。 
  形容詞節ならば、関係詞と言って、前の名詞を説明します。
  副詞節になるのは、when と where で、
  それぞれ 「SVする時」 「SVするところに」 となります。

  気をつけるべき5W1Hは、

  what は、名詞節の時 「何が(を)~」 と疑問の意味だけでなく、「SVすること」 という訳をしても良い。 副詞節の場合は、what is ~ というように挿入句に用いられることが多く、訳は 「さらに~なことに」 となる。 ちなみに、what に形容詞節はありません。

  how は、後ろにSVが来ると、「どのようにSVか」 で、後ろに形容詞か副詞が来た場合は、「どれほど形容詞・副詞SVか」 になる。 ちなみに、how は名詞節だけです。

  5W1Hに ever がつく場合、名詞節なら、「SVする疑問の意味全て」 となり、副詞節ならば、「たとえ疑問の意味SVでも」 となる。

③ その他で代表的な接続詞を説明しておきましょう。

  if は名詞節ならば、「SVかどうか」、副詞節ならば、「もしSVならば」

  whether は名詞節ならば、「SVかどうか」、副詞節ならば、「SVだろうとなかろうと」

  the way は名詞節ならば、「SVの仕方」、副詞節ならば、「SVのように」

  as は形容詞節ならば、前の名詞説明、副詞節ならば、「SVする時、SVするにつれて、SVなので、SVするように」 と様々な訳語が考えられます。

  as は、 X as SV の形で、「SVはXだが」 という訳になる時もあります。 ちなみに、X には、形容詞や副詞が用いられます。

  その他の接続詞(例えば because や though 等)は全て副詞節になります。

これらの接続詞(関係詞)は、表になっているものが売っているので、それを購入して、一網打尽にしてしまうのが良いでしょう。 お勧めは前に紹介した、「富田の基礎から学ぶビジュアル英文読解基本ルール編」 です。 終わりの方に付録としてこれらの接続詞がまとまっています。 

気をつけるのは、全てを覚えようとしないことです。 原理原則にのっとって、当たり前に考えることが重要です。 例えば、句・節にしても、名詞に働くものは、語尾に 「~こと」 とつければいいんでしたよね? また、形容詞に働くものは、「前の名詞を説明する」 と覚えておけば十分です。 副詞節にしても、あまり英文に使われないものもあります。 特別な形だと思ったら、その時に立ち止まって考えればいいでしょう。 

また、もう1つ大切なことは、who(whose,whom),which,what (~everも含みます)の後ろは必ず名詞が1個足りない不完全な文になります。 ただし前置詞+関係代名詞の後ろは完全な文になります。 

that は後ろが完全な文ならば接続詞になり、 
     後ろが不完全な文ならば、関係詞になります。

as は、後ろが完全な文ならば、「SVする時、SVするにつれて、SVなので」 になり、  後ろが不完全な文ならば、「SVするように」 となります。  

その他の全ての接続詞の後ろは完全な文になるということを覚えておくと、英語のしくみがよく分かってきます。 以上で、接続詞(関係詞)の一覧の説明は終わりです。 

さて、これで句・節の一通りの説明が終わりました。 5文型の説明からスタートし、句・節の理解へと深めてきましたが、基本は英文法=5文型です。 句・節を勉強していても、必ず全て5文型を勉強していると考えてください。 次回からは、英文法のカテゴリーは、等位接続詞と比較に入っていきます。 

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2-2 句・節の理解(節とは?)

問題 次の英文を和訳しなさい。

 ①  I  didn't  know  where  she  lived.
  ②  This  is  the  house  where  she  lived.
  ③ I  went  where  she  lived.

解答

 ① 私は彼女がどこに住んでいるか分からなかった。
 ② これは彼女が住んでいた家です。
 ③ 私は彼女が住んでいる所に行った。

句に続いて、節の理解に入ります。 節には大きく分けて2種類あります。 先頭に接続詞(関係詞)があるものを従属節、ないものを主節と呼びます。 主節は文の中心です。
従属節は、全体で名詞・形容詞・副詞のどれかに働きます。 ちなみに関係詞とは、接続詞の1種で、節の中身を形容詞に働かせる役割を持つ接続詞を特別にこう呼びます。 

主節 = 先頭に接続詞(関係詞)がない文
従属節 = 先頭に接続詞(関係詞)がある文


どんな接続詞(関係詞)があるかというと、以下のようになります。

節を作る接続詞(関係詞)の種類

 ① that 
 ② 5W1H          (when,where,who,whose,whom,what,which,why,how)
 ③ その他  if,whether,as,though,because 等

問題をもう1度見てみましょう。

 ①  I  didn't  know  where  she  lived.
  ②  This  is  the  house  where  she  lived.
  ③ I  went  where  she  lived.

この3つの文に共通する語句は、where she lived ですね。 では、この固まりが、名詞・形容詞・副詞のどれに働いているでしょうか?

①は次のような文の構造になります。

 

 I  didn’t  know  where she lived
 S       V           O

where she lived が know の目的語(O)になっています。 know は基本的には他動詞で目的語が必要だからです。 Oには必ず名詞が用いられるので、where she lived は名詞節となります。 5W1H の名詞節は必ず 「疑問」 の意味になるので、訳は 「どこに彼女が住んでいたか」 となるのです。

②はどうでしょうか?

 

This is the house (where she lived).
 S  V    C          M

where she lived がM(=修飾語)に働いています。 Mには形容詞と副詞がありますが、前の名詞を説明しているかどうかでどちらかを判断します。 この場合、前の名詞(the house) を説明しているので、形容詞節となります。 訳は、「彼女が住んでいた(前の名詞)」 となるのです。 

③にいってみましょう。

 

 I  went  <where she lived>.
 S  V          M

where she lived がMに働いています。 went は 自動詞で、目的語が必要ありません。 だから、O になることはありません。 また、前の名詞を説明していない(と言うかそもそも前の名詞がない)ので、副詞節となります。 where の副詞節の訳は 「~ところに」 となるので、where she lived の訳は 「彼女が住んでいたところに」 となるのです。   

各接続詞で始まる文が名詞・形容詞・副詞のどの働きをしているかが重要なキーポイントです。 それによって、訳が変わるからです。 また、句と同じように、節も全体を固まりで見るという視点がとても大切です。 早く慣れるようにがんばってください。 次回において、この接続詞(関係詞)を名詞・形容詞・副詞別にまとめてみましょう。 

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2-1 句・節の理解(句とは?)

問題 次の文を和訳しなさい。

 ① Walking in the park is good for the health.
 ② The man walking in the park is my uncle.
  ③ Walking in the park, I met him.

解答

 ① 公園を歩くことは、健康に良い。
 ② 公園を歩いている人は私のおじだ。
 ③ 公園を歩いている時、私は彼に会った。

前回までは、5文型について話してきたので、これからは英語の句・節という話を進めて行きたいと思います。 ここから英語が分からなくなるところなので、皆さんしっかりついてきてください。 まず、句とは簡単に定義すると、2語以上の単語のかたまりで、全体で名詞・形容詞・副詞のどれかになるものです。 具体的には、以下のものがあります。

句の種類 (do のことを準動詞と呼んでいます)   

  ① to do  ② doing  ③ done

 たったこれだけです。 ですが、この句の概念はとても分かりづらく、英語学習者の関門になっています。 なぜかと言うと、句・節をかたまりで見ることができないからです。 

問題の解説にいきましょう。 

 ① Walking in the park is good for the health.
 ② The man walking in the park is my uncle.
 ③ Walking in the park,I met him.

この3つの文に共通する単語の語句の固まりは、walking in the park ですよね? では、この固まりの働きは全て同じでしょうか? 全然違います。 

①の文の構造は次のようになります。     

  Walking in the park is good <for the health>.
          S       V   C

walking in the park が、全体で、S(=主語)に働いています。 Sには名詞が用いられるので、walking in the park は名詞句となります。 名詞は必ず終わりが 「~すること」 と訳せばいいので、walking in the park は、「公園を歩くこと」 という訳になります。

②はどうでしょう?   

  The man (walking in the park) is my uncle
     S           M         V    C

walking in the park が全体でMになっています。 M(=修飾語)は形容詞か副詞になるのですが、この場合は形容詞になります。 前の名詞(the man)を説明しているからです。 よって、walking in the park は形容詞句となります。 訳は 「公園を歩く(前の名詞)」 となります。 

③は次の通りです。

   <Walking in the park> ,   met  him
           M            S  V    O

walking in the park が全体でM(=修飾語)の働きをしているのですが、形容詞句にはなりません。 前に名詞がないからです。 よって自動的に副詞句になります。 訳は、「公園を歩いている時」 となります。 ちなみに、副詞句には、以下の5つのパターンがあり、訳してみて一番適しているものを選びましょう。 (時・理由・条件・譲歩・付帯状況と言い、分詞構文と呼ばれているものです) 初心者の方は、①の 「do する時」 と ②の 「do なので」 と 「with+名詞+doing/done (名詞が do の状態で)」 を覚えておけば大丈夫です。 

  ① do する時    (=when)
  ② do なので    (=because)
  ③ もし do ならば  (=if)
  ④ do だが      (=though)
  ⑤ そして do する (=and 主に主節の後に現れる)
     with+名詞+doing/done (名詞が do の状態で)

副詞句に働く時、先頭に接続詞が置かれる場合がありますが、上の5つのどの意味になるかを示しているのです。   

  When walking in the park,I met him.

この場合は、先頭の接続詞 when が、①の 「~する時」 になることを示しているのです。 

以上が句の説明なのですが、何度も言うように、walking in the park を固まりで見るという視点がとても大切です。 その固まりが、名詞なのか形容詞なのか副詞なのか、どの働きをしているのかが分かれば、後は訳が見えてきます。 これから英文を読む時に、句を形成する準動詞(to do と doing と done)に出会ったら全体の固まりで見て、それが名詞・形容詞・副詞のどの働きをしているのかをしっかり見極めるようにしてください。 見極めるコツは、文の動詞に注目することです。 5文型のどの形になるか? 必ず文全体で考えることがとても大切です。 

最後に、to do が、副詞句になった場合、以下の7つのパターンがあります。 初心者は、まず ①の 「do するために」 と ⑥の 「do するほど」 の3パターンだけ覚えておけばいいでしょう。 

  ① do するために 
    (in order to do や so as to do は必ず do するために)

  ② do して (直前に感情 happy,sad 等)
  ③ do するなんて (直前に正しい・間違っているの判断)
  ④ do すれば (do には see等の知覚の動詞が使われる)
  ⑤ そして do する (以下の4パターン)
     only to do (結局 do しただけ)
     never to do (決して do しない)
     live to do (生きて do する)
     grow up to do (成長して do する)
  ⑥ do するほど (以下の3パターン)
     too 形容詞 to do (とても形容詞で do できない)
     形容詞 enough to do (do するほど形容詞)
     so 形容詞 as to do (do するほど形容詞)
  ⑦ S <be> 形容詞 to do  (Sは do するには形容詞だ)

以上が、句のまとめです。 句・節は英語が分かるか分からなくなるかの、非常に重要なポイントなので、ぜひしっかり勉強して理解してください。

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2008年6月28日 (土)

1-5文型の理解(受身と感情動詞)

問題 次の日本文を英訳しなさい。

  私はお金を盗まれた。 (受身を使って) 

解答

    My money  was   stolen.

 

1-5文型の理解も最終回です。 今まで英語の基礎・基本である5文型について解説してきましたが、特に2文型と3文型の判別や、4文型と5文型の判別は大丈夫でしょうか? よく復習しておいてください。

さて、今回は 「受身」 と 「感情動詞」 について学びます。  まずは、「受身」からです。 なぜ解答のようになるか分かりますか? 

受身とは、「OをSに移動したもの」 が定義です。 だから、Oがない文型(第1と第2文型)は受身にできません。 また、受身の文は、元の文(能動態と言います)に比べて、Oが1つ少なくなります。  

よくある間違いが、I  was  stolen  my money.  と書いてしまうことです。 なぜこの英文ではだめなのか? なぜこの英文を書いてしまうのか? それは、受身を皆さんが理解していないからです。 

基本的に steal  という動詞は他動詞で、Oを1つしか右側に書けません。 I  was stolen  my money. を元の文に戻してみましょう。 できますか?   

    They  stole   me   my  money. (×)

これが元の文だとしても、steal は第4文型にはなりません。 従って、my money という名詞があることはおかしいのです。 名詞は必ずSかOかCにしなければならないからです。 では、解答はどうでしょうか?

    They  stole   my money.  (○)

正しい英文になりますね? 第3文型です。 ちなみに、文頭の They は、「誰だか分からない人」 を指しています。 英語ではこういう時、「They」 を使います。

問題 次の英文を和訳しなさい。

 ① The news  surprised  me.
 ② I  was surprised  at the news.

解答
 ①と②どちらも、「私はそのニュースに驚いた」 

次は、感情動詞と呼ばれているものです。 感情動詞とは、surprise (驚かす)、excite (興奮させる) 等の動詞のことで、「ある感情を与える」 と訳します。

ですから、Sに 「原因」 がくれば、能動態で、Sに 「人」 がくれば、受身で書くことになります。 なぜなら、①は 「ニュースという原因が、私に驚くという感情を与えた」、②は 「私はニュースという原因に驚くという感情を与えられた」 が正確な意味で、①は、「与えた」 のだから能動態、②は「与えられた」 のですから、受身で書くことになるからです。 また、能動態の訳と受身の訳は、同じです。 ですから、問題文は同じことを言っていることになるので、どちらも 「私はそのニュースに驚いた」 と訳して構いません。

以上が、受身と感情動詞のポイントです。 1-5文型の理解は大丈夫でしょうか? 最も最短距離で英文法が分かるように書いてみました。 次からは、がらりと変わって、2-句・節の理解に入っていきます。

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1-5文型の理解(4文型と5文型の判別)

問題 次の英文を和訳しなさい

 ① He  found  her  a nice seat.
 ② He  found  her  a nice girl.

解答

 ① 彼は彼女に良い席を見つけてあげた。
 ② 彼は彼女がすばらしい少女だと分かった。

さて、次は4文型と5文型の判別です。 2文型と3文型の判別は、=(イコール)か≠(ノットイコール)かで判別しました。 4文型と5文型の判別もこの点を用いていきます。 

①は第4文型です。 

   

   He    found    her      a nice seat.    ( 彼女 ≠ 良い席)
      S       V         Oⅰ    Oⅱ

「彼女」 と 「良い席」 は全く違うものですよね? このように、Oⅰ≠Oⅱ となる時、第4文型となります。

②は第5文型です。 

      

      He    found    her      a nice girl.    ( 彼女 = すばらしい女の子)   
      S       V         O      C

「彼女」 と 「すばらしい女の子」 は同じものですよね? このように、O=C となる時、第5文型となります。 そして、OとCにはSV関係があるんでしたよね? 覚えていますか?

文型を判別するのは動詞の意味が異なるからでしたよね? ①の第4文型の動詞は、全て「与える」 という意味になります。 解答では、「見つけてあげた」 になっていますが、見つけてあげたということは、見つけてあげて彼女に席を 「与えた」 ということです。 

②の第5文型の動詞は、2パターンあります。 1つ目は、「SはOがCだと、思う・言う」 という意味でVには see、hear  などの知覚動詞が使われ、2つ目は、「SのせいでOがCする」 というものです。 これには、make や keep が主に用いられます。 問題文は found (見つける) という知覚動詞 なので、「SはOがCだと思う・言う」 の方になります。 found の第5文型の動詞の意味は、「分かる」 という意味なので、解答のような訳になるのです。

第5文型で皆さんが分かりにくいのは、Cの形が様々に変化するということです。 Cには、1語の形容詞か名詞が用いられると言いましたが、実は、「to do」 や 「do」 や 「doing」 や 「done」 等も用いられます。 この点が分かりづらく、皆さんのネックになるところなので、特に第5文型の理解には、慎重になってください。

最後にあと1つだけ覚えておいて欲しいことですが、第1、2文型に使われる動詞を 「自動詞」 と呼び、第3、4、5文型に使われる動詞を 「他動詞」 と呼びます。 つまり、O(=目的語)が使われる動詞のことを他動詞と呼んでいるのです。 

今回は、4文型と5文型の判別が目標です。 問題文が判別できて、そしてなぜ解答のようになるのか?をしっかり理解してください。 次回は、受身(=受動態)に入っていきます。

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1-5文型の理解(2文型と3文型の判別)

問題 次の英文を和訳しなさい。

 ① She will make  a  good  wife.
 ② She will make  a  good  book.

解答

 ① 彼女は良い妻になるだろう。
 ② 彼女は良い本を作るだろう。

さて、前回このカテゴリーでは、「5文型の判別」 について説明しました。 続きまして、皆さんがつまづき易い判別をもう少しくわしく見ていきたいと思います。 2文型と3文型の判別です。

2文型はSVCで、3文型はSVOです。 その違いは、S=C であるか S≠O の違いです。 つまり、SとCは同じであるが、SとOは違うものというだけです。

①の英文は、   

        

   She     will  make    a  good wife.   (She = a good wife)
        S             V                C

となります。 「彼女」 と 「よい妻」 は、同じ人のことを言っています。 ですから、SVCの第2文型となります。 

②の英文は、

        

   She     will  make    a  good book.   (She ≠ a good book)    
        S            V                 O

となります。 「彼女」 と 「よい本」 は、違うものです。 よって、SVOの第3文型となります。

文型を判別するのは、訳し方が全然異なるからでしたよね? 覚えていますか? 特に動詞の意味が、同じ動詞でも全く異なります。 ①の文の 「make」  の 意味は、「~になる」 であり、②の文の 「make」 の意味は、「~を作る」 となります。 辞書で確認してみてください。

2文型についての補則ですが、Cに名詞がくるパターンは、SとCが厳密にイコールの時です。 厳密にとは、Sが 「人」 だったならば、Cにも 「人」 が用いられるということです 2文型については、動詞の意味が、「~です」、「~になる」、「~に見える、感じる」 というように3パターンあり、状態・変化・知覚というように参考書には載っていますが、特にくわしく覚える必要はないでしょう。 第2文型の動詞の意味は全て 「イコール」 と覚えておけばOKです。

また、3文型はOに名詞が用いられますが、S=Oになる時が例外としてあります。その時は、Oを 「oneself」 の形で書かなければなりません。 例えば次のような時です。

  He  killed  himself.    「彼は自殺した」 (S=O)
   S     V        O

   

 He  killed  him.         「彼は彼を殺した」 (S≠O)
   S      V     O

上の英文は、Oが oneself の形で書かれているので、He と himself  は同じ人物です。 しかし、下の英文は、oneself の形ではないので、He と him は別人になります。 よって、訳の通りになります。

また、3文型の動詞の意味は特定できませんが、後ろに用いられる前置詞を使う方法があります。 主なものは次のものです。 前置詞本来の意味を用いるのです。 

 S V A as     B  (SはAがBだと思う)
 S V A to(into) B  (SはAをBに向ける)
 S V A from   B  (SはAをBしない方に向ける)
 S V A with   B  (SはAにBを与える)
 S V A on    B  (SはAをBに与える)

 

このようなことは、第1文型の動詞でも使えます。 第1文型の動詞の意味は、「ある」 か 「進む」 になるのですが、「進む」 という意味になるのは、後ろに方向を示す前置詞、「to/from/for/into」 等が使われる時です。 次の文の意味が分かりますか?  

The ship  made  <for  the beach>.
    S         V

この文は第1文型なので、make の意味は、「ある」 か 「進む」 ですが、for が後ろに使われているので、「進む」 になります。 訳は 「船はビーチの方へ向かっていった」 となります。 

以上が 「2文型と3文型の判別」 です。 次は、「4文型と5文型の判別」 についてくわしく見ていきましょう。

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2008年6月19日 (木)

1-5文型の理解(5文型の判別)

問題 以下の文章を和訳しなさい。

 ① I  got  to the shop.
 ② I  got  tired.
 ③ I  got  a present.
 ④ I  got  her  a present.
  ⑤ I  got  her  hands  warm.

解答
 ① 私は店に着いた。
 ② 私は疲れた。
 ③ 私はプレゼントを手に入れた。
 ④ 私は彼女にプレゼントを与えた。
 ⑤ 私は彼女の両手を温めた。

さて、5文型の判別ができるようになりましょう! これが英語の基本です。 英語はSVOCの説明される語と、M(=形容詞か副詞、<前置詞+名詞> も全体で形容詞か副詞になる)の説明する語に分かれます。 

Sには名詞、Vは動詞、Oは名詞、Cは1語の形容詞 or 名詞が用いられる
ことが決まっています。 Mを無視して、SVOCだけを用いて英語には5パターンしかなく、その訳し方も決まっています。 それは以下の通りです。 

 第1文型 SV      (SはVする)
 第2文型 SVC     (SはCだ。 S=C)
 第3文型 SVO     (SはOをVする。 S≠O)
 第4文型 SVOⅰOⅱ (SはOⅰにOⅱをVする。 Oⅰ≠Oⅱ)
 第5文型 SVOC   (SはOがCするのをVする。 O=C で OとCにはSV関係)

問題の①の文は、 
I (=名詞) が S (=主語)、got (=動詞) が V、to the shop が 前置詞+名詞なのでM(=副詞)に働いています。 Mを無視すると、SVの第1文型です。 

                         I      got   <to the shop>.
                        S       V          M

問題②の文は、
I got までは同じですが、tired は形容詞です。 1語の形容詞はCなので、SVCの第2文型です。 ちなみに S=C です。

                         I      got     tired.
                        S      V         C

問題③の文は、
a present が 名詞です。 ここで I (私)と a present (プレゼント) は違うので、a present は O になります。 SVOの第3文型です。 ちなみに S≠O です。 

                         I     got    a present.
                        S     V           O

問題④の文は、
her が名詞で S と異なるので O なのですが、a present はどうでしょうか? 
ここで、her と a present を比べます。 her ≠ a present の関係が成り立つので、her がOⅰ で a present が Oⅱ となります。 SVOⅰOⅱの第4文型です。 ちなみに Oⅰ≠Oⅱです。                     

                       I     got     her     a present.
                       S      V       Oⅰ   Oⅱ

問題⑤の文は、
her hands が名詞で S と異なるので O です。 warm は1語の形容詞なので C となります。 SVOCの第5文型です。 ちなみに、O=CでOとCの間にはSV関係(彼女の両手が温かい)があります。

                      I     got    her hands     warm,
                      S      V          O             C

いかがでしたか? 要は、①品詞が何であるか?と、②=(イコール)か≠(ノットイコール)か?を組み合わせて5文型のどれになるかを判別していくのです。

最後に重要なポイントを述べておきます。 この got の意味は全て異なるということです。つまり英語は同じ動詞でも文型が違えば意味も異なるということです。 では、全ての動詞の意味を文型ごとに覚えなければならないのか?というと、それは違います。 実は、1、2、4、5文型の動詞の意味は決まっているのです。 また、第3文型の動詞の意味も推測可能です。 次のようになります。

 第1文型  「ある」  か  「進む」(後ろに方向を示す前置詞がある時) 

 第2文型  「イコール」

 第3文型  後ろに来る前置詞の意味である程度推測可能

 第4文型  「与える」

 第5文型  「SはOがCだと思う・言う」 (Vが知覚動詞の時)

        「SのせいでOがCする」   (Sが原因、OがCという結果)

このように、文型ごとに動詞の意味が決まっているのです。 文型が分かって初めて文の意味が分かるんだということを理解してください。 

ちなみに、なぜ文部科学省が中学生の生徒に第3文型の動詞の意味を学習させるのか、これでもうお分かりですね? それは、第3文型の動詞の意味だけが、「決まっていない」 からです。 1・2・4・5の文型の動詞の意味は、「決まっている」 ので高校生になって文型を学習してからも習得可能だからです。 よく考えられていますよね!!

次はくわしく2文型と3文型の判別を見ていきましょう! 

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2008年6月18日 (水)

覚えるべき文法用語

いくら英文法が嫌いな人でも最低限覚えるべき用語があります。 これだけは避けては通れません。 文法用語と聞くと嫌悪感を感じる人もいると思うのですが、勘違いしてはいけないのは、言葉とは 「ある物体や概念を定義するためにある」 のです。 コミュニケーションが通じるためにも、言葉はとても大切です。 

例えば 「犬」 という言葉が世の中になかったとしましょう。 犬という動物について話す時、人間はとても苦労しなければなりません。 「あれだよ。 あれ!」 「あれって何?」 「動物で、人間に飼われていて・・・」 というように、説明がとても大変です。 このように、名前がついていない物体について話すとしたら大変なのです。

だから、文法用語も最低限覚えるべき言葉は覚えないと、英語の勉強が始まらないのです。 さて、主なものを分かりやすく説明したいと思います。

名詞 = ものの名前のこと  例: 「犬」 「家」 「猿」 「福田恵太郎」 
動詞 = 動作を表す言葉   例: 「投げる」 「走る」 「行く」 
形容詞 = 名詞を説明する言葉  例: 「かわいい」 「美しい」
副詞 = 名詞以外を説明する言葉 例: 「早く」 「遅く」 「いつも」 

前置詞 = 名詞の前におかれる小さい単語のこと、必ず前置詞+名詞のかたまりで、全体で形容詞か副詞の働きをする 例: in (~の中に) 

準動詞 = 動詞を変化させて作った単語
        to do(不定詞),doing(現在分詞),done(過去分詞) 
       の3つの種類がある,全体で名詞・形容詞・副詞のどれかの働きをする

接続詞(関係詞) = 文と文をつなぐ言葉    
              例: that,5W1H,if, 等  

等位接続詞 = 文法的に同じものをつなぐ言葉
           例: and,or,but 等

主節 = 先頭に接続詞がない文
従属節 = 先頭に接続詞がある文 
        全体で名詞・形容詞・副詞のどれかの働きをする

=主語(~は、~が) 
V
=動詞  
=目的語(~を、~に)
C=補語 
=修飾語 (形容詞と副詞をまとめて修飾語と呼ぶ)

これらの言葉を最低限覚えなければなりません。 とりあえず上記のものだけ覚えて、後はこのブログの解説を読みがなら考えていきましょう。  

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2008年6月12日 (木)

英文法概論

さて、いよいよこのブログのメインカテゴリーです。 ここはぜひ気合いを入れて読んでいただきたいと思います。 なぜかと言うと、英文法が分かるかどうかで英語の力が飛躍的にUPするかどうかが決まるからです。 もし文法が分かっていないで英語を極めている人がいたら、それはただ単に 「慣れた」 だけです。 ネイティブの人かもしくは、ノンネイティブならば英語のシャワーを浴びている人(つまり日ごろから英語を使っている人)しか考えられません。 

つれないことを言うようですが、もしあなたが英語をぺらぺらにしたいと考えているならば、必要は発明の母です。 英語を母国語として考えるしか方法がありません。 

ですから、英語を母国語としない日本人にとっては、英文法の習得が必要不可欠なのです。 ただ英語のシャワーで極めたいと思っている人にも言っておきますが、そういう勉強方法の人でも英文法を知っておくことはとても大切なことだと、私は考えています。

このブログでは、できだけ分かりやすく英文法をまとめていきたいと考えています。 また、即戦力になる英文法を教えていきますので、がんばって理解して欲しいと思います。 

         

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