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2009年4月 6日 (月)

ノートの罠

本屋でよく最近目につく書籍の中に、

 「東大合格生のノートはかならず美しい」 

という本があります。 手にとって読んでみると、東大生のノートの取り方参考例シリーズと言っていいのでしょうか。 すばらしいノートの取り方が例示されています。 率直に言って感想なのですが・・・

 

受験生が勘違いしなければいいなぁ~

と思いました。 理由を述べさせていただくと・・・

① 本当の意味で合格する力をつけるには、「問題演習」 という王道が必要であるということ。

② ノート作りは、勉強の効率面を無視しているということ。 つまり、時間がかかる割には、効果が少ない。

私も、受験生の時には必死になって、世界史のノート作りに励んでいました。 英語ももちろんこのブログで紹介しているように、自分なりの完璧ノート!!!と言ったものがあります。 ですが・・・ 受験生には時間がありません。 もし私が受験生に戻るならば、世界史のノートは作らないし、志望校の「過去問」を買ってきて、時間を計って解いて、どうしてできないのか? という時間に全てを費やすと思うのです。 (これを読んでいる社会人の方はいかがでしょうか?) つまり、とても非効率なのです。 

それでも、こういった類の本の良い面はもちろんあります。 きれいなノート作りはもちろん勉強になりますし、知識を整理するという意味ではとても重要な勉強です。 東大生がノート作りがうまいのは、言いかえれば、授業のポイントが分かる。 つまり、考える力が優れているので、聞いていて相手の言いたいことを、要約できるということです。 ここで言う、「美しい」 という意味は、「INPUTしたことを、論理的にまとめて、OUTPUTができる」 ということです。

また、まったくノートを作れないレベルの生徒もいるでしょう。 そういったレベルの人は、まず、きっちりと写す作業ができないと話になりません。 初めに基本ありきです。

以上のようなことを考えてしまいましたが、私がお勧めする授業の聞き方&ノート作りは次のようになります。

 「読み方や解き方で分からなかったポイントを整理する」 

例えば、英語の英文の中で、どうしても構文が掴めないところだけを書いておくとか。 数学の解き方でどうしてもひらめかなかった式の出し方や方法を書いておくとか。 つまり、全てを板書しようと思わずに、「間違い直しノート」 を作るつもりで授業を聞くのです。

これを踏まえて、やってはいけない勉強法の例を挙げておきます。

① 英語だったら、教科書の本文を写す
  (写すのは時間の無駄です。拡大コピーをしましょう。)

② 世界史や日本史等のまとめノート作りに懲る
  (ノートをまとめても点数には間接的にしか反映されません。)

③ 数学だったら、問題を写す。
  (問題番号だけで十分です。)

以上のようなことを考えて、「過去問」 や 「問題」 を解き、なぜできなかったのか、「考える」、「間違い直し」 をする。 そういった時間の使い方に勉強方法をシフトすることがとても重要になってきます。 脳に負荷をかけない限り、力は上がりませんよ~ 特に、受験生の皆さんは気を付けてください。

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