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2009年3月

2009年3月28日 (土)

国家公務員1種

いわゆるキャリアになるための試験はどういう試験なのか? 日本を動かしている官僚になるための試験が次の本で分かります。

 「国家1種教養試験 過去問500」 (実務教育出版)

国家1種に合格するためには、2次試験までありますが、英語は1次試験の中だけで試されています。 「英語」 はどんな問題として取り扱われているのでしょうか? 興味があるので調べてみました。 

内容は文章理解という分野で、英語の問題としては長文の内容一致問題が出題されています。 難易度ですが、さほど難しいものでもなく、普通にセンター試験から大学入試を勉強してきた方にはそんなに難しいものでもないでしょう。 

やはり、大多数の人間の英語力(INPUTの中のReadingのみですが・・・)を効率よく図るには、この形が一番だということになります。 内容一致問題の解き方についてはこのブログに述べたように、和訳問題の1種と考えて間違いありません。 どこか本文の1か所に対応しているので、そこを見つけるといったスキャニングやスキミングの力も図ることができます。 

さて、東大等の難関国立を制覇した方々に国家の礎として働く力を試す試験は、とてもオーソドックスで、且つ基本を聞いているものです。 もし興味があれば、本屋で立ち読みなどするとして、その世界を垣間見ておくことも重要だと思います。 なんと言っても官僚大国なのですから・・・

若い方には、これからの日本を支える方を選出するのに課す英語力として適当な問題かどうか? 本当にこの形でいいのかどうか? 英語は一般教養として扱われているのですが、果たしてそのレベルでいいのかどうか? そういったこともぜひ考えていただけたらますます日本が発展すると思うのです。 

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2009年3月25日 (水)

ダウンロードを活用!

皆さんはフリーでダウンロードできる教材をどのくらい活用しているでしょうか? 実は、テストに関するものは、解説を抜かせば、かなり手に入れることができるのです。 つまり、本屋にわざわざ行かなくても、また在庫がなくて注文しなくても、今やパソコンさえあれば、多くの教材が手に入ります。 試験や資格に的を絞って、紹介しましょう。

 「英検」 (STEP) 
 「大学入試問題」 (代々木ゼミナール)
 「大学入試問題」 (東進ハイスクール)

以上のサイトは、大学入試や英検の問題をダウンロードしてゲットできるリンクです。 なんと、模範解答までついているものもあります。 わざわざ赤本など買わなくても、十分データの宝庫がすぐそこにあるのです。 

また、ブログの中にも、問題を解説しているサイトもたくさん見受けられます。 正直下手な参考書よりずっと勉強になると思います。 

勉強している人が聞きたいところって、主に次のポイントになるのではないでしょうか?

 

勉強のコツ (What と How)

What は何を、つまり、どんな問題集を使ったらいいかとかです。 How とは、どのように、つまり、やり方です。 これらのポイントを理解しながら、自分なりのやり方を構築していく。 そして、最後に Why (なぜ勉強するのか) を見出していく。 そんな繰り返しのような気がします。 

今回のダウンロードを活用を開いてみていただければ、勉強できる素材はいつでも身近にあるもんなんだと、再確認できると思います。 

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2009年3月21日 (土)

Dive to Blue

さて、桜の季節満開がもうすぐそこという感じがしますが、頭の中は夏のことを考えています。 実は、私はダイビングが趣味なのです。 と言っても、今まで訪れたダイビングスポットはあまり多くはありませんが、しっかりポイントは抑えているつもりです。 また、技術的にはダイブマスターといったところでしょうか。  

海外では、パラオ(ブルーコーナー、ブルーホール等)、サイパン(グロット等)
国内では、与那国石垣渡嘉敷伊豆

今度行きたいスポットは、やっぱり小笠原でしょうか。 海外ではガラパゴスに行ってみたいと思っています。 ついこの前の正月には与那国に行って、そこで知り合った人たちとワイワイやってきました。 

ところで、ダイビングに行くと思うのが、そこでの仲間との会話がとても楽しいのです。 時には、ネイティブの人と出会って、英語でコミュニケーションをとることも珍しくありません。 この前の与那国では、アメリカ人やらオーストラリア人カップルやらで、留学よりも勉強になるのです。 本当は休日だから英語とはおさらばしたいのですが、そうは問屋がおろさないことが多いのは事実なのです。 

そこで、私がお勧めするダイビングの英語と言えば・・・

 「ダイバー英語」 (水中造形センター) by マリンダイビング

なかなかまとまっていて、「え! こんな表現で話せばいいんだ~」 と何気に勉強になることばかりです。 ダイビングができて、ネイティブと会話ができて英語の勉強にもなって、一石二鳥です。 まさにサバイバルイングリッシュ! 生きた英語とはこのことですよね。 

ちなみに、ダイビングに関してそれなりにくわしくなりたい。 せめて中級レベルから上級者の仲間入りをしたいと思っている方がいたら、次の本がお勧めです。 

 「スキルアップ寺子屋」 (水中造形センター) by マリンダイビング

この本は本当に痒い所に手が届くといった感じで、とても楽しくダイビングについて学ぶことができます。 オープンウォーターを卒業して免許を取ったら、購入してみるといいでしょう。 どんどん上達します。 世界のどこの海でも自信を持って潜れるようになると思います。 

私は今年は水中でのビデオカメラの撮影に挑戦しようと思っています。 今までフォトだけだったのですが・・・ 動画も撮ってみたいと思いまして・・・ 今から夏が楽しみですね。 

ところで、今までの最高のスポットと言えば、やっぱり 「パラオ!!」 ブルーコーナーでのドリフトダイビングを死ぬまでに一度は体験してほしいと思います。 人生観変わりますよ~ (ちょっと大袈裟かもしれませんが)  

P.S.  与那国では、ハンマーに一度も会えずへこたれました。 でも遺跡に2度も潜れて、とりあえず満足です。 ちなみに、ジャックマイヨール気分に浸りたいなら、映画 「グラン・ブルー」 と、「イルカと、海へ還る日」 は押さえておきましょう。 グラン・ブルーのジャン・レノ、渋いっすよ。

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2009年3月20日 (金)

このブログの楽しみ方  祝200回

さて、めでたくめでたく、「究極の英語」 の記事もなんとなんと、200記事を超えました!!! すごいことです。 (自分でもびっくり!)

まだまだ、英語に関して書きたいことは尽きません。 それにしても、なまけぐせのある自分にとってはものすごいことだと思っています。 継続は力なり。 本当にこのブログによって、色々なことが勉強になりました。 

さて、以前は100記事で、「このブログの楽しみ方 祝100回」 という記事を書きましたので、今回もめでたく200記事ということで、このブログの楽しみ方2を書きたいと思います。

とは言っても、前回の楽しみ方と同じ記事ではつまらないので、各カテゴリーのまとめとなるキーワードを目次のようにしてみました。 

0.このブログについて-このブログの紹介

1.英語概論

  英語は「構造語」であり、英文法は5文型が全てである

2.勉強方法
 と 3.上達のコツ 

  ① 4技能を総合的に、また統合的にする
  ② 英語脳を作る (日本語(訳)での理解が第一)
  ③ 分かりやすくする具体的な方法と負荷をかける工夫(特にITを用いて) 

4.英文法-英文法は5文型が全てという域に達するための具体的説明

5.教材紹介-効果的な教材紹介

6.英語の教え方 

  ① 世界から見た日本の英語教育とこれからの英語教育の考察
  ② 理想の組織(学校)、授業、教師について

7.coffee break-英語にまつわる徒然話

8.Input & Output-ハイレベルな Input & Output

いかがでしょうか? まとめるとこんな感じでこのブログは書かれています。 それぞれについて、皆さんはどんな自論を持っているでしょうか? 何かに書いて思考を続けていくと必ず、パワーアップして、大切なものが見えてきます。 より統合され、洗練されていくからです。 皆さんも英語でも何でもいいので、極めたいと思ったことを書き留めて、より工夫し、思考を高度なものにしていくことをお勧めします

P.S. よく、前の記事を振り返って、恥ずかしいと感じて、書き直すことがあります。 これは、自分の思考がより洗練されていて、過去に見えていなかったことを恥ずかしく思うからです。 良く言えば、「自分が成長している証拠」 ですね。

 

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2009年3月19日 (木)

イベントで英語力UP!

普段の授業研究だけではちょっとつまらないと思うことってありますよね? もちろん、授業は基本であり、要となるものですが、それを発展させた 「英語のイベント」 といったものをちょっと自分なりにまとめたいと思います。 

まず考えられるものをずらずらと出してみると・・・

① 試験・資格 (英検やTOEIC、GTEC等)
② コンテスト (レシテーション、スピーチ、プレゼン、ディベート等)
③ 英語に触れる機会を増やすもの

こんな感じで分けられます。 

まず、①からですが、なんといっても英検が最もオーソドックスだと思います。 また、最近では GTECやTOEICを受けさせる学校も増えてきています。 試験は最も目標が定まりやすく、生徒の学力向上にはとても適している、言わばマストなイベントだと思います。 合格に向けての指導は本当に気合いが入りますよね。 英語教諭としての腕の見せ所だと思います。 

注意点としましては、このブログで何度も述べているように、4技能をまんべんなく図る試験が少ないことです。 どうしても英検やTOEICだと Reading や Listening のINPUT 中心です。 生徒の最終目標には、4技能の習得ではなくて、高校や大学受験がありますので、時間が限られている生徒には、なかなかうまくOUTPUTを鍛えることが難しいかと思います。 英検はCEFRに関連していますが、まだまだでしょう。

そこで、これからますますイベントとして盛り上げていかなければならないのが、②のコンテスト系のものです。 レベルに応じて、レシテーションから行ってもいいですし、パワーポイントを利用したプレゼンをコンテストにしてもいいと思います。 単純な、ボキャブラリーコンテストというのもいいかもしれません。 ですが、なんと言っても、OUTPUTの力を上げるようなイベントがこれからますます英語の教員は力を入れなければならないと思います。

注意点は、なかなか指導の時間や日程が難しいこと。 軌道に乗せるまで大変だと思いますが、やらないことには始まりません。 ぜひどんどん起案すべきだと思います。 イベントを行う中で、気づく点がとても多いからです。 また、何か目標を設定すること。 例えば、校内スピーチコンテストは、県内のスピーチコンテストにつながるような、「次」 が見えるようなイベントだと、面白いと思います。 

③は例えば、「英語合宿」 だったり、「海外の姉妹校からの来校」 というものも考えられます。 もっと小さい規模では、「教室を英単語でいっぱいにする」 「英語本ウィーク」 なんてのもいいですよね? もちろん、「モーニングスピーチ」 なんてのもいいかもしれません。 色々考えられます。 アイディアは尽きないですよね。 

英語合宿だったら、もちろんALTも来てもらって、ディスカッションしたり、ゲームをしたり、また、みんなで、英語劇を作成したりと・・・ DVDを観賞してその内容のテーマについてディベートなんていうハイレベルな指導も考えられます。 

注意点は、同じく目標を設定することでしょう。 ただ英語に触れて終わりとならないことが重要です。 

さて、色々ずらずら書きましたが、授業以外の 「イベント」 を有効に用いて、生徒の英語運用力をUPできるように日々がんばりたいと思います。

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2009年3月17日 (火)

出口 汪先生

英語を勉強したり、教えていると、必ず思うことがあります。 それは、「やっぱり国語力だよなぁ~」 という点です。 自分にも生徒にも、これは当てはまります。 小学校からの英語教育に反対される方の大半が、まず国語をしっかりと身につけさせるべきだ! という意見ではないでしょうか? 

英語と国語はもちろん 「言葉」 を勉強しているわけですから、当然、その力は比例します。 英語の Reading の勉強で、要約をお勧めするのも、国語の論説文や評論の勉強法で要約が役に立つからでもあります。 

さて、前置きはこれぐらいにして、カリスマ現代文講師として、日本でこの方を知らない人はいないのではないでしょうか?

 「出口 汪」 

一応 Amazon でのリンクを貼っておきますが、その著書と言ったら数えきれないほどの膨大な量です。 出口先生は現代文の全ての問題文を一貫した解法で解いています。 それは、簡単に一言で述べると、

 

筆者の主張をとらえる(筆者の主張は形を変えて繰り返される) 

ということです。 「形を変えて繰り返す」 とは、筆者の主張は、具体例だったり、比喩(たとえ)だったりと形は変われども、要するに同じことを繰り返しているだけにすぎず、その主張をとらえられるかどうかが全てであるということです。 当然、結局何がいいたいの? 簡潔に述べてみようという要約の勉強法が、とても効果的だということが分かります。

当たり前と言えば、当たり前なのですが、まさに正攻法であり現代文(特に論説文)のキモに当たるものです。 出口先生は筆者の主張を探すために、「論理的思考力」 の大切さを色々な書物を通じて、私たちに教えてくれています。 ちなみに論理には主に、順接・逆接・因果があり、そのために接続詞がとても大切になってくるのは言うまでもありません。 また、筆者独自の言葉も主張をとらえる上でとても大切になってきます。

ちなみに、小説においては、

 

登場人物の心情をとらえる(動作、セリフ、情景による)

という、これまた基本にして極意を述べています。 

英語力=国語力 全ての土台になる日本語といったものを、今一度こういった出口先生の参考書を手に取ることで、確認してみてはいかがでしょうか? 

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2009年3月15日 (日)

NASA(ケネディ宇宙センター)

ちょっと coffee break なお話なのですが、数年前にフロリダのケネディ宇宙センターに行った時のことです。 なんといっても目当ては、スペースシャトル。 一度はあこがれますよね~ あぁ、死ぬまで一度でいいから宇宙に行ってみたい! 

このケネディ宇宙センター、フロリダに旅行したら一度は行ってみてください。 見るところがたくさんあって、本当に子供になってしまいます。 アポロ計画とは? 実際の宇宙服とは? 現在進行中の宇宙ステーション計画まで・・・

さて、英語に関係ないかと思いきや、そうではありません。 実はここのショップで売られているDVDがとても感動ものなのです。 

 「ケネディスペースセンター ギフトショップ

一応リンクとして、ギフトショップを貼っておきます。 この中のDVDはとてもためになり、面白いものばかりなのです。 ちなみに私が買ったのは、IMAXのSpace Station という作品。 実際に、スペースセンターで放映されている作品でした。 (現地で見て、感動してしまいまして、すぐに買ってしまいました。 音声のナレーションは、なんとあの トム・クルーズ!! 声がものすごくかっこいいです

ネットで見ると、私が購入したのはもう販売していないようなのですが、とにかく、NASAの技術はすさまじいものがあります。 その一部を垣間見るだけでも、ドキドキものです。 もちろん、英語のリスニングの勉強になります。  

それにしても、今やインターネットがあれば、わざわざアメリカに行かなくてもDVDが手に入る時代になったなんて! 本当に便利になりました。 

ちなみに、DVD以外にも、宇宙フードやら、キャップやら、いろんなアイテムを買うことができます。 ぜひ利用してみてください。 

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シントピカルリーディング

Input の Reading の中の究極の形とはどんな読み方なのでしょうか? 英語でも日本語でも、何かを 「読む」 という行為は、もちろん筆者の主張を理解し、筆者と対話をしながら、自分の考えをモニターする。 そして、自分自身の感性を磨いたり、考え方を洗練させる。 

よく読書は人生が豊かになると言われますが、それは様々な人の多様な考え方を理解し、他人の価値を認め、自分と比べることによって、「自分の力や個性を発揮できるようになる」。 こういったプロセスのことだと思うのです。 

読書が人を成長させるのは間違いないのですが、さて、題名にあるように、Reading の究極の形だと私が思っているのが、シントピカルリーディングです。 これは、かの有名な本を読む本の中で筆者が読書の最終段階に位置づけているものです。

 「本を読む本」 (講談社学術文庫) by モーティマー・J.アドラー

シントピカルリーディングを簡単に説明すると、同じ主題の本を複数読み、自分が考えている論題を比較し、多角的に理解するといった方法です。 

例えば、私がこのブログで英語の勉強方法について色々と語っていますが、これはまさにシントピカルリーディングを行った結果の文章です。 英語教育に携わる方のあらゆる方法論を理解し、自分の考えを構築し、福田恵太郎なりに 「これがベスト!」 と思ったやり方を発表しているのです。 

順番に解説するとこのブログは次のような作業を経て、作られています。

 ① シントピカルリーディング (同一主題) により、多様な考え方を理解する
 ② 自分の頭の中で分析・統合し、自分の考えを構築する
 ③ ブログにOUTPUTすることで、客観的に評価する

シャドウイングについて調べたいならば、シャドウイングを推奨する方の英語の参考書を複数手に取ってみる。 TOEFLならTOEFLの対策本を複数比較・検討する。 そういった読書方法が究極の読書である、「シントピカルリーディング」 です。

多読が大切とよく言われますが、ただ多くの本を読むのではなく、こういったOUTPUTにつながるINPUTがとても大切です。 皆さんも、自分が今読んでいる本と似たような論題が書かれている本を複数手に取ってみて、比較してみることで、自分の考え方が洗練されていくはずです。 

ハリーポッターが好きならば、似たようなおとぎ話のような作品を複数、堪能してみる。 サスペンス推理物が好きならば、複数、読んでみるなど・・・ 
それは、評論文だろうが、物語だろうが、エッセイだろうが、どんなジャンルにも通じる全てを超越した読書法だと言えるでしょう。 

「シントピカルリーディング」 という言葉、よく覚えておいてください。

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2009年3月14日 (土)

カリスマ先生の英文解釈

富田先生の著書の中でもあまり知られていない、隠れた名著をご紹介します。 

 「カリスマ先生の英文解釈」 (PHP研究所) by 富田 一彦

この本のコンセプトは、実況中継シリーズと似ているのですが、解説が7日間の講義形式の形をとっていて、問題の解き方というよりも、「文章の読み方」 を伝えている富田先生の著書の中では珍しい参考書です。 もちろん7日間という短さで、英語を読めるようになるはずはないのですが・・・(本人もこの本の中で述べています) 

では、いくつかこの本の要点を挙げたいと思います。

 ① 文章の中の情報を取捨選択する方法
 ② 読書とは? -筆者と読者の対話

本当は、前半部分に、品詞の説明から始まり、文型の重要性について理解させる、知らない単語の類推法等、基本的な解説があるのですが、この本の醍醐味は、後半部分の上記2つの点でしょう。

①の文章の中での情報を取捨選択する方法とは、言ってみれば、文章全体を把握し、同形反復に注意しながら、筆者の論理の道筋をとらえるといった、基本中の基本の技術です。 また、分からない点を 「述語化」 することによって理解するという点まで解説されています。

②の読書とは? という点ですが、富田先生は、世の中に読解方法は数多くあれど、古今東西、究極の読解法は1つしかなく、それは、「筆者と対話する」 ことであると述べています。

あの手この手で、書き手は伝えたい情報について、時には回りくどく、時には面白おかしく、比喩や具体例を用いて読者を納得させようとします。 読書とはそういった筆者との対話であるという、「基本にして極意」 を語っているのです。

最後に富田先生は、自分が読書を通じて、「理解」 したものと 「納得」 したものを客観的に見るといった、言わば、メタスキーマなるもの(自分の脳をモニターする)が大切であると述べています。 

つまり、書かれたものに対して自分が、「その通りですね」 と納得するのは、最後までとっておくことが大切なのです。 いつでも筆者に迎合できることが、読者の強みなわけですから・・・ 

こういった読書に対する視点は、我々が普段気付かなかった素朴な行動を改めて気付かせてくれるとともに、基本となる本を読む力、すなわち 「読解力」 が向上することは間違いないでしょう。 

私自身は、富田先生から英語で学ぶことはほとんどないのですが、物事に対する考え方(今回は読解力)を飛躍させる上で、とても参考にさせていただいています。

皆さんも、本を読む時、自分の頭をモニターして、筆者の軍門に下るかどうか常に考え続けてみてください。 
巷には、フォトリーディングなり速読法なり、様々な読解法が提示されていますが、本当にそれが自分の 「納得」 できるものなのか?
 また、本だけでなく怪しい商品もたくさんあるはずです。 それが本当に自分が、「納得」 できるものなのか?

それを筆者と対話し続けること、その行動そのものに、「読書」 の究極の喜びや楽しみがあると言っていいでしょう。 

P.S.  誰かがこの本は 「すばらしい」 と言ったって、「すばらしい」 と決めつけてはだめですよ!!  それを決めるのは、他の誰でもなく 「あなた」 自身なのです。

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4-5 法(仮定法の条件について)

仮定法は、助動詞の過去を見つけたら、事実と反する条件を探し、時制に注意して考えるのが基本です。 条件と結論の部分があり、条件部の時制は表したい時制よりも1つバックしています。 

この中で、仮定法の条件を探すといった点が実はポイントとなるところです。 なぜかと言うと、普通は 「If 節」 で書かれているのですが、そうじゃない場合も多いのです。 いくつか条件になる形(If 節以外)を考えてみましょう。

① To do / doing / 前置詞 などの句

  

To hear him talk, you would take him for a foreigner.
    (もし彼が話すのを聞けば、外国人と思うだろう)

  

Living in this century, the same man would be a hero.
    (同じ男が同世紀に生きていたら、ヒーローになっていただろう)

  

With your help, he would have succeeded.
    (あなたの助けがあれば、彼は成功していただろう)

② 主語 

A man of common sense wouldn't do such a thing.
    (常識のある人ならば、そんなことはしないだろう)

③ 事実 ; otherwise 結論 のパターン 「もし事実でなかったら」

  I left home ten minutes earlier; otherwise I would have missed the train.
     (私は10分早く家を出た。 そうしなかったら電車に乗り遅れていただろう)

④ 条件=結論  肯定文 「もし~しようとすれば、~するだろう」
            否定文 「たとえ~しようとしても、~しないだろう」

  When you began to dance with me, I could have danced all night.
   (あなたが私と踊ってくれたとき、一晩中踊っていられるような気持ちでした)

   When you get at the summit, you could not climb higher.
   (頂上に着いた時、それ以上登ろうとしてもできない)

いかがでしょうか? これらの文は助動詞の過去が使われていて、全て仮定法です。 そして、下線部を引っ張ったところが条件になるところです。 発見できましたか? 特に④の文は文法書を見ても、なかなかうまい解説が書かれていません。 条件=結論と考えて、文が肯定か否定かによって、訳を変えるのです。 

最初の文は、「もし一晩中踊ろうとするならば、踊れただろう」 次の文は、「たとえこれ以上高く登ろうとしても、登れないだろう」 が直訳です。 お分かりでしょうか?

久しぶりにこのカテゴリーの文法説明ですが、基本中の基本になる 「英文法」 ですので、一点の曇りもない状態まで極めてください。 ここに書かれた例文は、誰かに質問されても、「なぜその訳になるのか」 説明できなければだめです。 説明できなければ、分かっていません。 

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2009年3月13日 (金)

パブリックコメント

文部科学省のサイトを見ていると、次のようなものを見つけました。

 「パブリックコメントの結果について

先日の新学習指導要領に対するパブリックコメントの概要がまとまったわけです。
大方の意見をまとめると次のように集約されます。

 ① 授業は英語で行うことに対して賛否両論(否定的意見多い)

 ② 英語教育の4技能を総括した意見として
    スピーキングについての評価基準が必要
    読解軽視に反対、英語よりも日本語がまず大切

 ③ 語彙数の増加には賛成

こんなところでしょう。 いかがでしょうか? 皆さんはどう感じられましたか?

①についてですが、やはり物議を醸したのは、「英語で授業することを原則とする」 という点です。 全体的には否定的意見が多いようです。 その理由としては、やはりレベルの低い学校での英語の授業で、果たして 「英語で授業が意味があるのか?」 といった点が挙げられます。 もちろん賛成意見もあります。 

②は日本人が英語を話せないことから、スピーキングを重視するという傾向が見られるからでしょう。 また、その反対に従来の読解軽視という方向性についても反対意見が出ています。  

③は納得いきます。 なんといっても学力低下の問題が発端であり、世界においての日本の英語力の低さが原因となっています。

全てをまとめると、大方、英語力向上のための意見には賛成だが、その方法に意見が分かれるといったところでしょうか?

これに対して文部科学省の解答としましては、必ずしも英語で授業を行う必要はなく、また、4技能を総合的に伸ばすという目標を掲げ、学力を伸ばすと述べています。

英語教師としては、とりあえずレベルをUPするため、良い方向にいっていることは間違いないので、安心といったとこなのですが、次の目標としては、

① 4技能の評価基準(それもグローバル化に見合った例えばCEFRのような)の確立
② 教師・生徒ともに、英語力UPのための環境作り

こういった点が見えてくると思います。 私のブログの中の、「教育再生懇談会」 で述べたように、投野教授が現在行っている研究に集約されていくと思うのですが、国家的政策として、日本人の英語力がUPする未来を願いたいものですね。 1教師としては、そのための日々の努力が欠かせないと感じました。

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2009年3月10日 (火)

びっくり! ディスカバー社長室ブログで紹介されました

私が日々チェックしているブログの中に・・・

 「ディスカヴァー社長室 blog」 

があるのですが、そこで、なっ、なっ、なんと!!! この 「究極の英語」 のブログが紹介されているではありませんか!!!

ディスカヴァー出版社は、なんといっても次々とベストセラーを連発している(あの勝間和代さんもです)日本で1・2位を争うくらい私が尊敬している出版社です。 

干場社長は、一言で言えば、「やり手」。 (会ったこともないのに勝手に決め付けてすみません)

(女性の方で頭の切れる方はみんな同じ雰囲気やオーラが出ていると感じるのは私だけでしょうか? TVでしか見たことはありませんが、話すだけでその方が今まで積み重ねてきたものがどんなにすばらしいものなのか、私には分かります。 輝いている方はみんな似たような共通点がありますよね。) 

ちなみに、このブログの中の、「日本人が必ず誤訳する英文」 という書評が紹介されたのですが、一緒に並んでいるのが、あの小飼弾さんのブログ 「404 Blog Not Found」 だったりと、自分でもびっくりです。 (一緒に紹介されていいんですか? というコメントを送ってしまいました) 

この究極の英語は、私の、「日本人全体の英語力をUPしたい!」 という社会貢献の精神が全てです。 その気持ちを胸に、これからも日々、努力し続けますので皆さんよろしくお願いします。 

それにしても、2009年3月9日は、すごく自分にとってもうれしい日になりました。 ディスカヴァーの皆さんがんばってください!!!

ちなみに・・・ discover (ディスカヴァー) という単語を1発で覚えるためには、dis が 「はずす」という意味になり、cover は普通のカバー(ハンカチでも風呂敷でもいいです)になるものを思い浮かべてください。 カバーをはずすと、「発見する」 ということになりますね! 

このように、接頭語で単語を増やす覚え方は基本中の基本です。 接頭語は、漢字では部首にあたります。 英語の頭に 「dis」 がつく単語は全て、何かを 「はずす」 という意味になりますよ~  

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2009年3月 9日 (月)

心の操縦術

このブログの中で何度か紹介してきた、苫米地英人氏の良書なので紹介したいと思います。

 「心の操縦術」 (PHP文庫) by 苫米地 英人

このブログの中での、上達のコツのカテゴリーでは、岡本氏の 「上達の法則」 をとりあげて、人間が物事を上達するしくみについてくわしく論理的に紹介しました。 その中で述べている言葉で、知識を階層的にまとめていくという方法が挙げられています。 (岡本氏の本ではチャンクと呼んでいます)

心の操縦術でも同じことが言われています。 この本では、1歩上から俯瞰して見る。 より大きなカテゴリーを作り、視野の幅を広げる。 そして、情報を大きな視点でとらえる。 そういったことです。 まぁ簡単に言えば、知識や情報をまとめていくといったことでしょう。 抽象的に考えるというとです。

苫米地氏は岡本氏のように上達の法則を体系的にまとめ、そのための訓練法、そういったものを紹介するだけでなく、

 ① 視点を高め、未来から最良の選択を考えるための、自由意志を持つ

 ② 視点を高める、共感覚を持つためのトレーニング

 ③ 他人の情報空間を支配する方法(Rゆらぎ)

こういったことをくわしく述べています。 私が英語ができるようになったのも、最初は英文法を5文型という視点から俯瞰することができたからですし、世界の歴史の流れが会得できたのも、堺屋氏の 「東大講義録」 を読んで、文明の流れに影響を及ぼす犯人を理解したからです。 

そしてこういった視点を高める(抽象的に考える)ことができたら、次の段階、すなわち、未来から最良の選択を考え、そのための自由意志を持つことへと発展していきます。 

そのためには、未来の英語教育(の予想)から現在の英語教育の中での最良の選択を考え、個人の自由な意志によって、生徒をひっぱっていく。 究極の英語の教え方としてこの考え方以上にベストな方法はないのではないでしょうか? 

今日は、次世代の英語教育を担う教師として道を間違えないためにも・・・ というちょっとまじめなお話でした。 (と言っても、いつも真剣です)

ちなみに、未来の英語教育を予想する力がとても重要でして、これについてはまた後ほど考えてみたいと思います。 つまり、「先見の明」についてです。

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2009年3月 8日 (日)

読み上げソフト2

このブログの中で1、2位を争う人気記事?になっているのが実は、「読み上げソフト」です。 IT化が進み、パソコンで英語を読み上げてほしいという方が増えているからでしょう。 ALTがいなくても、自分で作成した英文をネィティブの発音で読み上げてくれたら、それは最高ですよね。 授業研究にぴったりです。

この読み上げソフトの中でも群を抜いていると私が考えているのが、次のソフトです。

 「expressivo -英語読み上げソフト」 (やなさソフトウェア)

定価は1万円以内で購入できて、使い勝手がとてもよいと思います。 ワードファイルに対応していますし、もちろんmp3ファイルに変換してくれます。 読み上げスピードも変化させることができます。 発音をいろいろといじくることも可能なようです。

私は試用版しか試したことがありませんが、なかなかどうして、時代はここまできているのか! とびっくりしました。 (試用版はBGMが入ってしまうので、正規購入を今考え中です)

もちろん、英語特有のイントネーションやチャンツなどを自動判別し流暢さをUPする。 アメリカ発音だけでなく、イギリス発音やなまり等も適宜変えることができる。 まだまだこのソフトの改善要素、発展要素はたくさんあります。 将来有望な分野でしょう。

人間の生の肉声だか、コンピュータが作った声なのか、判別できない時代がもうすぐそこに来ているのでしょう。 リスニングテストを作るのに、ネィティブのALTはもういらないという状態になりそうですね。 

ちなみに、日本語の読み上げソフトは、フリーでたくさん出ています。 色々ダウンロードしてみてください。

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2009年3月 3日 (火)

エッセイライティング

ハイレベルな Input & Output を考えるこのカテゴリーですが、前回はDebateについて考えました。 Debate はまさに究極の英語勉強法だと言えます。 ですが、あくまでもDebate に行き着く前の段階として、しっかりと自分の意見が言えなければなりません。 そのベースとなるのが、エッセイライティングです。 これについての良書を紹介しましょう。

 「英語エッセイライティング」 (コスモピア) by 門田 修平

この本は英語のエッセイライティングの書き方のコツが凝縮されています。 簡単に説明すると・・・

 ① アウトライン作成
 ② パラグラフライティングでドラフト
 ③ リバイジング・エディティング

このような行程を経て完成します。 ①においてはトピックから全体の構成を練る作業です。 ②で実際に草稿。 ③で推敲という流れです。

初心者でも簡単に全体像がつかめるようになっていますので、とても勉強になるはずです。 

①においては、ブレインストーミングやマインドマッピングが紹介されていますが、エッセイライティングといったアウトラインがどういったものなのか?を知れば、そのテンプレートに当てはめればもっと早いと思います。 

②においては、レトリックについてくわしく勉強すればいいと思います。 要するに論理的な文章とはどういった流れで説明するのか?というパターンを学習するのです。

また、③では読み手に分かりやすい文章の書き方(パラフレーズ、文を短くする、名詞を動詞に変える、つなぎ語を用いる)、内容の一貫性を保つには?(言い換えや省略)、スペリングやパンクチュエーションについてが主な学習ポイントです。

くわしくは本を読んでもらえれば、私が述べたことがよく理解できると思います。 この本1冊でエッセイライティングだけでなく、スピーチやプレゼンテーションにも応用が利き、まさに「買い!」の本だと思います。 ぜひご一読あれ!

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2009年3月 1日 (日)

東外大言語モジュール

東京外国語大学の言語モジュールという面白いサイトを発見したので紹介します。

 「東外大言語モジュール」 

さすが外大というか、英語だけでなく多くの言語を取り扱っています。 私は英語だけを覗いてみましたが、なかなかよくまとまっています。 e-learning なのですが、これから小学校や中学校でこうしたソフトをどんどん導入して学習が効率化していく様相を呈していますね。

あのコーパスで有名な投野教授も加わっています。 ぜひ無料でこうしたサイトがどんどん活性化し、次世代の英語教育が盛んになることを願います。 

何かコンピュータで面白い授業を展開したい先生(特に小学校が適しているのでは・・・)は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?

 

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