Reading の勉強方法として、スラッシュリーディングとサイトトランスレーション(以下サイトラ)という技術があることはもう広く浸透し、逆に知らない人はいないといった感じがします。 ですが、この勉強方法をくわしく考察してみることにしましょう。
まず、スラッシュリーディングについてですが、これは英文の中に 「/」 (スラッシュ)をふって、区切って前から前から読んでいくという方法です。 例えば・・・
I lived in Japan in 2009.
こんな英文があったとします。 スラッシュを入れて区切ってみましょう!
I lived / in Japan / in 2009.
このようになります。 サイトラは英文を見て、区切った位置で前から前から訳し下していき、日本語訳にするという方法です。
I lived / in Japan / in 2009.
私は住んでいました。 日本にです。 2009年にです。
こんな感じです。 つまり、ネィティブの人と同じ理解の仕方をしましょうという読み方です。
注意点なのですが、まずどこでスラッシュを入れるかということですが・・・
① 前置詞の前
② 句・節を示す単語
つまり、準動詞(to do/doing/done)や接続詞(that,5W1H)の前
③ その他、自分の好きな位置
と覚えておけば間違いありません。 基本的にスラッシュを入れる位置に決まりはありません。 ここで区切って読みやすくしよう! と思ったらその位置でスラッシュを入れてどんどん前から前から読んでいきましょう。 読むスピードが速くなるはずです。
次に、大事なことは、「英語は後ろから前の言葉を説明する言語である」 という点です。 この考え方は日本語とまったく逆なので、いつも意識していないといけません。 例えば日本語では、「私が昨日出会った女の子」 と言いますが、英語では 「女の子」 という名詞を先に述べて、後ろから 「私が昨日出会った」 という説明が加わります。
英語にすると、The girl that I met yesterday といった感じでしょうか。 もちろんこれでは文は成り立ちませんが、後ろから前を説明するという語順の特徴は、絶対に覚えておかねばならないとても重要なポイントです。
以上のようなことを理解すると、サイトラする時も速く英語を理解することができます。 練習で、以下の文をサイトラしてみましょう。 うまくできるでしょうか?
① I went to school to study English.
② I met the girl who was 16 years old.
①はこんな感じになります。 「私は行った。 学校に。 それは英語を勉強するためだ」 ②は、「私は少女に出会った。 その少女は16歳だった」
いかがでしょうか? 下線部のところがとても重要な点です。 ①は to do が不定詞の副詞的用法で目的を表し、②は who が関係代名詞で主格になるという文法的理解がなければいけませんが、それでも前から訳し下すだけでも全然読むスピードが速くなることが実感できるでしょう。 まさに左から右へ読めるようになるのです。
サイトラは、通訳の技術から端を発していますが、これを発展させて、日本語から英語へのサイトラをしてみるといったことも非常に勉強になります。 また、リスニングしたものをトランスレーションすれば、それはまさに同時通訳といった勉強方法となります。 皆さんも速く英文が読めるようになりたいと思ったら、ぜひ以上のようなことを考えて、自らの勉強方法に取り入れてみてください。
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