英単語の教え方のまとめ1
私なりに単語の教え方のまとめをしたいと思います。
① 英英辞典やゴロ合わせを使う
② 語根を用いる
③ イメージや絵や音を用いる
④ 連想させる
⑤ 例文やスキット使う、コーパスを考慮する
⑥ クィックレスポンスを教える
以上なのですが、1つずつ説明していきたいと思います。 まず、人間の知識が増えるためには、分かりやすい説明が必要不可欠です。 ところが、この分かりやすいという言葉はやっかいなもので、どうしたら分かりやすくなるのか?という点については深く語られていません。 そこで、私は分かりやすくするためには、以下の要素が必要だと思っています。
1.簡略的 2.論理的 3.多面的 4.階層的
脳の記憶の仕方にならったものですが、知識はこれらの要素を考慮すると、脳に記憶されやすくなるのです。
1の簡略的とは文字通り単純にすることです。 admit を例にとってみましょう。 admit の意味が分からない生徒に対して、まず効果的なのはゴロ合わせを使ったり、辞書の意味を教えることです。 「アドミット、みっともないと認める」 なんてゴロ合わせを使って無理やりですが、暗記させる。 また、辞書を引かせてもっと分かりやすい言葉にする。 このような方法が考えられます。 もちろん辞書は実践性を考慮して、英英辞典が望ましいでしょう。
2の論理的とは、筋道が通っているということです。 これには語根を教えるという方法があります。 例えば、re で始まる英単語は全て、「再び」 という意味が含まれています。 漢字でも、木を覚えてから林を覚え、森を覚えていくように、同じことを英語で行うのです。 単語の成り立ちや意味を教えることで、生徒に 「なるほど!」 と思わせる教え方です。
3の多面的とは、視覚や聴覚などをふんだんに使うことです。 5感を総動員する方が知識が頭に残りやすいからです。 その点、絵や音、単語の持つイメージを描くことは効果的です。 ただ、ペーパーでの単語テストをするのではなく、リスニングでの単語テストにしてみる。 ただ黒板に板書で教えるのではなく、パワーポイントで説明したり、今流行りのPicture Dictionary で絵を描きながら教えると、手を変え品を変える教え方です。
4の階層的とは、脳はコンピュータと同じで、ファイルからフォルダにまとまっていく作業を行うことができます。 ツリーのように、知識は階層的になるのです。 当たり前ですが、階層的に知識が整理されていくと、脳はうまく機能しやすくなります。 よく、医学用語だけの英単語をまとめてみたり、「話す」 だけの英単語をまとめてみると、とても効果的なように、連想力やフィンランドメソッドのカルタ等を使うのです。 最近流行りの、マインドマップもこれに属します。 知識と知識のつながりは、より記憶を強くするのです。
以上が教え方の要点なのですが、これだけではなく、以下の要素も重要です。
5.実践的 6.脳に負荷をかける
実際に英単語を使ってみることで記憶に残りやすくなりますし、また、時間を制限して、脳に負荷をかけることも重要です。 その点、例文やコミュニケーションスキットを用いたり、よく使われている表現を知るコーパスの力もためになります。 また、脳に負荷をかけるためには、単語の暗記法としてはクィックレスポンスが有名でしょう。
以上が覚えやすさを考慮した、単語の教え方なのですが、実際に授業ではどのようにしたら最も効果的でしょうか? 次回に、世の中にあふれている 「英単語集」 なるものを例に出しながら、くわしく解説していきたいと思います。 究極の単語の教え方を導き出したいと考えています。
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