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2008年10月17日 (金)

これからの流れを予測してみよう②

未来予測第2弾です。 前回は、時代の大局的な流れを感じ取って教育全般から学校そのものについて、予測してみました。 さて、では英語教育についてはどうでしょうか? 前回の予測をおさらいしてみましょう。

① 各学校が生徒を獲得しようと創意工夫を生かし、幅広い価値観を持った独自性が生まれてくる。 

② その中で、民営化に近い競争が行なわれ、メディア(特にインターネット)を通して、その波は一気に加速化する。 成功と失敗がはっきりし、2極化する。 

③ 日本全体として、教育の機会を与える平等、トップとボトムの差をなるたけ縮めるような努力が叫ばれる。 つまり、競争性と均一性の両者が互いに引き合い続ける状態になる。 

どれも最もなものであるし、時代の流れからの予測ですので、非常に理にかなっているはずだと思います。 では、これらの学校教育の流れを受けて、英語教育を予測すると・・・

① 英語の授業が多様化する。 教師自体の個性や価値観の独自性により、生徒にとっては、幅広い授業が受講できる。 教材研究・授業研究が盛んになる。  

これは、良い点だと思います。 一応4技能の実践的コミュニケーション能力を養うことを統一目標にしていますが、そのための授業の多様化・研究が盛んになることは好ましいことです。 例えば例を挙げると、ディベートの授業・コンピュータを用いた授業・海外の生徒とディベート対決なんて企画も行なわれるでしょう。 とてもいいことだと思います。 

ただ、英語はその文法構造や論理性は不変であるがため、あまりにも飛躍的に生徒に能力を要求すると、やっぱり基本に忠実なのが一番だという結論に至ることもあるでしょう。 文法を軽視して、オーラルコミュニケーションを行っても、まったく話せるようにならないという状態のことです。 まったくそれでは意味がありません。 今の授業時間数や1クラスの人数では、4技能を身につけるのが無理ならば、せめて大学受験のレベルをクリアさせることだけでも行なうべきです。 (もっともそれすらもできていないのですから・・・)

そこで、日本の教育自体の弱点である、生徒の気持ちを勉強へ向ける英語の授業を研究すべきだと思います。 私の今行なっている、携帯電話によるブログ、メール配信の授業もその1つです。 将来は、You tube 等を用いて、各学校が英語の授業をネットで公開する、それを評価し合う。 なんてことも行なわれるでしょう。 

本質的には、「生徒が英語が好きになるかどうか?」 「興味・関心が湧く英語の授業とは?」 「自ら主体的に勉強し始める英語の授業とは?」 そういった研究がMUSTです。 

② その中で、学校の開放、授業の公開が盛んになり、教員評価が厳しくなる。 良い教師・不適格教員がはっきり分かれ、2極化する。

この流れは当然ですね。 実力が浮き彫りになるということです。 教員の実力とはズバリ指導力と人間性、熱意です。 英語力そのものを身につけると共に、授業力を研究する。 この2つの能力はいつまでも努力していかなければなりません。

③ 英語教育の不易(時代が変わっても変えてはいけないもの)の部分、つまり単語や文法の理解、ノートをしっかり取らせる、書かせることの大切さを見直す動きが高まる。

生徒や保護者の視点から見れば、当然良い学校に行きたいに決まっています。 ですが、あまりにも2極化してしまう、格差が生じるのは良いことではありません。 そこで、英語教育の普遍的な要素への回帰も見直されるはずです。 どんな英語教員が教えても、同じ英語教育になるという授業のしくみ。 マクドナルドのようなフランチャイズ的な要素を英語の授業で確立するような流れが出てくるでしょう。 もちろん、これには教員独自の個性がなくなることもあるので、必要最小限な動きになるかもしれませんが・・・ 

当たり前ですが、自分が一番いいと思う授業をしなければ授業は成功しません。 授業技術うんぬんよりも、教師の自信がとても大切です。 自由と信頼が存在しない限り、教育に進歩はありえません。 小さい政府と同様、各学校に委ねる小さい学校、小さい英語教育でなければ、成功しないでしょう。 そういったことを考慮した、文部科学省や教育委員会、各学校の管理職の采配が望まれます。 

こんなところでしょうか? 何かと厳しくなっていく時代ですが、やはり常に勉強し続けなければならないことに変わりはありませんね!

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